■地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊とは、総務省が平成21年度から取り組んでいる制度で、都市部の意欲ある人材が地方へ移住(最長3年)し、地域力の維持・強化を目的とした支援活動を行うものです。
■“笠間にしかない”究極のコミュニティ農園を目指して
髙山健(たかやまけん)隊員 29歳 千葉県から移住
こんにちは。地域おこし協力隊の髙山です。私はたくさんの方が楽しんで有機農業に関われるコミュニティ農園作りに取り組んでいます。
今回はこれまでの活動を経て、現時点で考える私の目標の一つをお話しします。
▽多くの人が楽しめる農園へ
「より多くの方がコミュニティ農園を訪れ、農業の楽しさや大切さを知っていただき、さらに興味を持った方は、農ある暮らしの実現を目指していく」。コミュニティ農園を起点として、笠間への移住や就農に繋がる流れを作りたいと考えています。
▽日本で“笠間にしかない"農園
このコミュニティ農園がより多くの方から注目されるためには、唯一無二の目的が大切と考えています。そこで私は、“環境に良い農業を探求できる〟コミュニティ農園づくりを行っています。現在取り組んでいる有機農業より、さらに生物多様性や地球環境に配慮した農法“環境再生型有機農業〟に着目しています。環境問題や生物多様性の大切さが世界的なトレンドになりつつある中、この農法でコミュニティ農園を運営している事例はまだ少ないことから、「“環境再生型有機農業〟に取り組むコミュニティ農園と言えば“笠間〟」と言われる日が来ることを目指しています。
▽“環境再生型有機農業"を探求できる農園へ
活動の一例として、昨年10月、茨城大学農学部の教授で笠間市在住の小松崎将一(こまつざきまさかず)先生にご教授いただき、参加者と共にカバークロップの種まきを行いました。この作業で、冬期に死滅してしまう土壌中の微生物が豊かになり、生き物の力で野菜が育つという、環境にも農作物にも優しい土壌を作ることができます。さらなる発展形として、耕さないことで土壌中の微生物環境を乱さない“不耕起栽培〟への挑戦も考えています。
▽高い目標を持ちつつ、まずは今の自分にできることから
挑戦したい高い目標はあるものの、農業の経験や知識についてはまだまだ未熟者です。引き続き初心を忘れず、知識や経験が豊富で、作る野菜も人柄も素敵な農家の方の下で鍛錬に励みたいと思います。
たくさんの人が訪れ、農業や環境の大切さを楽しみながら学び、探求できる。そんなコミュニティ農園を目指し、小さくてもできることから挑戦したいと考えています!
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問合せ:企業誘致・移住推進課
【電話】内線592
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