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特集 認知症になっても住み慣れた地域で自分らしく暮らす

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茨城県笠間市

※「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が令和6年1月に施行されました

認知症はだれもがかかる可能性がある身近な病気です。
厚生労働省の推計によると、2040年には584万人を超える高齢者が認知症になると予測されています。
市の認知症高齢者数は増加傾向にあり、2023年では2,512人となっています。

■point
※共生社会とは、認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会のことです。
市では、高齢者福祉計画・介護保険事業計画(第9期)を策定し、基本目標に「認知症施策の推進」をかかげ、5つの施策を柱とした取り組みを行っています。

■笠間市の5つの認知症施策
▽基本施策1…認知症の普及啓発の推進[重点事業]
同じ社会の一員としてともに地域を創っていくため、認知症に関する正しい知識と認知症の人への正しい理解を深めることを目的とした普及・啓発事業の実施

▽基本施策2…認知症の人と家族を支える取り組みの推進[重点事業]
・認知症の人を支える家族が気軽に交流できる場を設け、相談や助言を受けたり、お互い語り合うことで家族の負担を軽減する支援の推進
・認知症の人を含むすべての人が社会での役割や生きがいを持ち、社会参加できる場の確保の支援

▽基本施策3…認知症予防の推進
生活習慣病の予防や社会参加により認知症の発症を遅らせる可能性が示唆されていることを踏まえた認知症予防事業の取り組み・支援

▽基本施策4…早期発見・早期対応に向けた体制の充実
早期に適切な医療や介護サービスにつなげる体制の構築

▽基本施策5…認知症の人の安心・安全対策
認知症の人やその家族が安心して暮らしていくために、地域での見守り活動への支援

■基本施策1…認知症の普及啓発の推進事業の紹介
1.認知症サポーター養成講座
認知症の症状や対応方法について学ぶ講座です。
認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族をあたたかく見守る応援者を養成しています。

▽参加した方の感想
・実体験を交えた話が聞けて大変有意義だった。高齢化が進む中で、認知症について学ぶことは大切だと思った。
・認知症である本人が一番辛いと思うので、怒らず、否定せずにしっかり寄り添ってあげたいと感じた。

2.世界アルツハイマーデーおよび月間における普及・啓発イベントなどの開催
世界アルツハイマー月間に関連した、認知症に関する普及啓発のイベントを行います。
日時:10月26日(土)午後1時30分~4時
場所:地域交流センターともべ「トモア」(笠間市友部駅前1-10)
内容:認知症疾患医療センター医師によるオンライン講演会、脳の健康チェック、認知症相談会、VRによる認知症の疑似体験など
※詳しくは、広報かさまお知らせ版(9月5日号)または市ホームページなどでお知らせします。

■基本施策2…認知症の人と家族を支える取り組みの推進事業の紹介
1.認知症カフェの実施
認知症の方とその家族、もの忘れの心配がある方が気軽に参加できる交流の場です。お茶を飲みながら、日頃の心配ごとや介護のことを自由に話し、専門職に認知症についての相談ができます。(事前申込不要)

2.チームオレンジの構築
「認知症サポーター」などが支援チームを作り、認知症の人やその家族の支援ニーズに合った具体的な支援につなげる仕組み「チームオレンジ」を構築します。

▽認知症サポーターステップアップ講座のご案内
認知症サポーターを対象に、認知症の方への接し方をさらに一歩深く学び、地域での活動につなげていくための講座です。
日時:10月23日(水)午後1時30分~3時
場所:地域交流センターともべ「トモア」
対象者:認知症サポーター養成講座を受講した方
申込方法:電話または窓口にて直接お申し込みください。

問合せ:地域包括支援センター
【電話】内線166

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