文字サイズ
自治体の皆さまへ

行方市から海外へ 中学生海外派遣事業 世界を感じる、オーストラリアで学ぶ(1)

3/42

茨城県行方市

行方市中学生海外派遣事業は、旧玉造町時代の平成11(1999)年度からスタートし、合併後も継続して実施している事業です。令和2(2020)年度からは、新型コロナウイルスの影響により実施できていませんが、平成31(2019)年度までの参加者は、合計464人になります。

◆異文化に触れる
本事業の目的は「未来を担う行方市の中学生を海外に派遣し、語学研修及びその国の文化、風俗、習慣等にふれ、国際感覚を養うとともに、広い視野から郷土及び国家・国際社会に対する理解を深めること」です。中学生という最も多感な時期に、五感で異文化に触れることで、将来の進路や職業などを考えるきっかけにしてもらうことがねらいです。

◆生きた英語を学ぶ
参加者のほとんどが、海外は初めてという生徒ばかりです。飛行機に初めて乗るという生徒もいます。
海外派遣では、生徒は現地の学生と一緒に学校生活を送り、ホストファミリーの家でホームステイをします。もちろん日本語は通じない環境です。現地の学生と同じ教室で学び、現地の方と生活をすることで、生きた英語やオーストラリアの生活文化を学びます。また、市内を散策することで、日本とは違う建物や景色に触れ、歴史や文化を学びます。

◆海外に目を向けて
近年は多様化が進み、活躍の場は、日本から海外へと広がっています。また、数多くの外国人が来日しています。本市の生徒たちが異文化に触れ、国際社会に目を向けることにより、郷土と社会の未来を切り拓くことが期待されます。

◆海外派遣の経過

※旧町6回、市13回の合計19回実施

◆海外派遣参加者のその後
◇進学先(大学等)

◇留学・海外経験

◇英語関連資格

◇参加後の影響

◇参加者の声(自由回答)
・英語力不足を実感し、英語に真剣に向き合うようになれた。
・さまざまな国の文化や人に触れることが、こんなにもワクワクすることなんだと気がついた。
・日本文化を海外の人に伝える面白さに目覚めたきっかけになった。
・大学進学の際や就職の際に進路を決めるきっかけになった。
・海外に行ったことで他国の魅力を感じつつ、改めて日本の良さを実感した。
・日本の文化や歴史についても学びたいと考えるようになった。
(自由回答から一部抜粋、要旨を記載。)

回答者:平成18年~22年の参加者38人(全体158人)
調査年度:令和元年度

◆その後の進路は
本事業に参加した生徒のその後を調査しました。
半数以上の生徒が大学へ進学し、多様な学部を選択しています。また、再度ホームステイを経験した生徒や、英語圏への短期留学をした生徒が多くいました。中には、高校卒業後にアメリカの州立大学に留学した生徒もいました。
英語関連の資格を積極的に取得している生徒も多く、参加後に海外や英語に興味を持ったという生徒が多くいました。全体的に、参加したことで、好影響があったと感じている生徒が多かったことが分かります。

◆海外派遣をきっかけに
自由回答には、海外や英語に興味を持つきっかけになった、日本の文化や歴史を学ぶきっかけになった、さらには海外への留学や海外で働くきっかけになったというものが多くありました。本事業が、参加した生徒のその後の人生選択にも、大きく寄与していることが分かりました。
海外派遣をきっかけに、グローバルな感覚を身につけ、国内外で活躍することを期待しています。そして、そのような生徒たちをサポートし、夢の後押しとなるような事業を、今後も展開していきます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU