子どもの口の大きさは約4cm、トイレットペーパーの芯とほぼ同じ大きさです。ミニトマトやウズラの卵、飴などの丸い形の食品は、口にすっぽり入ってしまい、窒息の原因になる可能性が高い食品です。子どもを窒息や誤飲の危険から守るため、安全な食環境を整えましょう。
■要因を知ろう
(1)窒息を起こしやすい食品を知る
表面平滑性(つるっとしているか)、粘着性、固さ、嚙み切りにくさ、大きさ、形状を知りましょう。
窒息を起こしやすい食品
1)丸くつるっとしているもの
2)粘着性が高く、唾液を吸収して飲み込みづらいもの
3)固くて嚙み切りにくいもの
(2)食事の時の行動を知る
食事中に走り回ったり、食べ物を口いっぱいに詰め込んでしまうなどの行動が、窒息につながることがあります。安全な食べ方を知りましょう。
1)食べることに集中しましょう。
2)水分を摂ってのどを潤してから食べましょう。
3)よく噛んで食べましょう。
4)一口の量を多くしないように気をつけましょう。
5)あおむけに寝た状態や歩きながら、遊びながら食べないようにしましょう。
6)食事中に乳幼児がびっくりするようなことはしないようにしましょう。
■窒息や誤飲が起こってしまったときは?
◇胸部突き上げ法
片手で体を支え、手の平で後頭部をしっかり支えます。心肺蘇生法の胸部圧迫と同じやりかたで圧迫しましょう。
◇背部叩打法
片手で体を支え、手の平であごをしっかり支えます。もう一方の手の平の付け根で背中をしっかりたたきましょう。
◇腹部突き上げ法
後ろから両腕を回し、みぞおちの下で片方の手を握りこぶしにして、腹部を上の方向に圧迫します。
豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせないようにしましょう。
咽頭や気管に詰まると窒息しやすく、大変危険です!
問合せ:市役所 子ども家庭課
【電話】36-7611
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