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市報たかはぎ × 熱中症予防(1)

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茨城県高萩市

暑いときには、こまめな水分・塩分補給を‼

「あついから、はいっていいよ」

さっきまで、暑い、疲れたと言っていたのに、急に笑顔を向けて言ってくる。
手からすべり落ちた日傘は、すぐに想像力の一部になってしまった。
「入れるかなー」
体を丸めて、日傘で作った小さなテントに、頭だけ入れてもらう。
おっ、意外と涼しい。
「ちきゅうがふっとうしてるからねー」
昨日のニュースで覚えた言葉を、さっそく使っているのが頼もしい。
「地球も、やけどしちゃうね」
濡らしたハンカチで、額の汗を拭いてあげながら、思い出す。
ニュースでは、子どもや高齢者の方が暑さに弱いって言ってたっけ。

途中で、涼んでいこうかな。

■暑いときには、こまめな水分・塩分補給を!
気温・湿度の高い夏がやってきます。そんな、これからの季節に気をつけないといけないのが「熱中症」。
「今まで熱中症になったことがないから、私は大丈夫」と思っている人は要注意。
地球温暖化の影響で、平均気温が年々上がり、極端な高温のリスクが増加する中、誰もが熱中症になる危険性があります。
その要因は、「環境」「からだ」「行動」の3点にあります。

熱中症(特別)警戒アラートや、エアコンなどを適切に利用し、この夏も万全の熱中症対策を行いましょう!
今月の特集では、「熱中症予防」を紹介します。

■熱中症とは
私たちの体は、運動などで体温が上昇すると、体の表面から熱を逃がし、汗をかいて体温を下げようとします。
しかし、気温が高いと熱は放出されず、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなります。
そのため、体内の熱を外に逃がせず、体の中に熱がこもりやすくなります。
その結果、体温が著しく上昇し、血液が濃縮されて血流が悪くなり、めまいや立ちくらみなど、さまざまな症状が現れます。
このような状態を「熱中症」と言います。

・体温上昇

・皮膚から熱を放出
・汗の蒸発による冷却
・体温調整のバランスが崩れる

・熱中症

■熱中症の症状と応急処置のポイント
あなたの周りの人が熱中症になったときに備えて、次のポイントに注意しましょう。

▽短時間で重症化
熱中症は、短時間で重症化し、そのまま放置すると命に関わることもあります。

▽落ち着いて状況判断
熱中症のサインを見逃さず、落ち着いて状況を確めた上で、適切に処置することが重要です。

▽症状によっては迷わず救急車を
•自分で水が飲めない
•意識がない
このような場合は、ただちに救急車を呼びましょう。

■軽症
熱中症 I度
・めまい
・失神筋肉の硬直
・大量の発汗

■中等症
熱中症 II度
・頭痛
・吐き気・嘔吐
・倦怠感・虚脱感


・涼しい場所へ避難
・体を冷やす
・安静にして、水分・塩分を補給

■重症
▽熱中症 III度
・意識障害・けいれん
・高い体温
・運動障害高い体温


・涼しい場所へ避難
・安静にして、体を冷やす
・体が熱いときは保冷剤なども使用
ただちに救急車119番

■救急車?病院?迷ったら・・・
#7119(大人)
#8000(子ども)
緊急の場合は119へ!

■熱中症予防のポイント
・こまめな水分補給と塩分補給
・外出時には日傘や帽子を着用
・エアコンや扇風機を上手に使用
・体を締め付けない涼しい服装
・暑い場所を避けて日陰を利用
・部屋の温度と湿度を確認
・人との間隔を開けてマスクを外す
・十分な睡眠とバランスの良い食事

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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