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自治体の皆さまへ

特集 かしまで本のある暮らし。(2)

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茨城県鹿嶋市

■スマホやPCで本が読める 電子図書館を使おう
図書館では、平成30年からスマホ・タブレット・PCなどで電子書籍を無料で閲覧できる『電子図書館』を開設しています。電子図書館では、1万4千冊を超えるコンテンツが閲覧でき、24時間いつでも利用できます。自動返却で返し忘れもありません。また、普段は公開できない貴重な郷土資料も公開しています。
「忙しくて図書館に行く時間がない」「本が重くて返しに行くのが面倒だ」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ電子図書館をご利用ください。

対象:図書利用カードをお持ちの市内在住・在勤・在学の方
貸出点数と期間:最大3点(予約は1点)まで、8日間貸出
※貸出延長は、1回のみ延長申請日から1週間可能です。
※利用にはパスワード登録が必要です。
パスワードは、中央図書館ホームページまたは館内資料検索機(OPAC)で登録できます。

▽おすすめコンテンツ
・動く絵本、紙芝居
・日本語・英語対応絵本(音声付き)
・鳥や虫の鳴き声が聞ける図鑑
・朗読(音声コンテンツ)
・バリアフリー機能(文字サイズ変更や読み上げなど)

▽鯰絵‒中央図書館コレクション
鹿島神宮の要石には、「地下深くにいる地震鯰が暴れて地震を起こすので、それを鹿島大明神と要石が抑えている」という伝承があります。1855年(安政2年)江戸で大地震が起きました。この地震直後に出版された混乱や復興の世相を風刺した錦絵様式の版画が鯰絵です。鯰を擬人化したものが多く、おもしろおかしい絵柄と機知に富んだ文章で、大流行しました。電子図書館では、その貴重な鯰絵を閲覧できます。

・鯰を押さえる鹿島大明神
さまざまな職業の人たちが鹿島大明神と鯰に願い事をする様。復興で儲けた職人たちは感謝し「またよろしく」と言い、大損した金持ちは地震が再び起きないよう祈っている。

・鯰と要石
暴れる鯰と炎に包まれる町が大きく描かれ、その下に描かれた鹿島大明神は「これはたいへん、るすにとんだことだ、はやくいってかたをつけすはなるまい」と言って馬を走らせている。そんな夢を見ているのか要石にもたれて眠っているのは恵比寿のようだ。

■図書館イベント紹介
中央図書館・大野分館では、毎月さまざまなイベントを開催しています。お子さんだけでなく、大人も楽しめるイベントもあります。ぜひ、ご参加ください。

◆定例イベント紹介
▽中央図書館
・かみしばい
日時:毎月第1土曜日 11:00~
・鹿嶋の民話
日時:毎月第1日曜日 11:00~
・おはなし会
日時:毎月第2土曜日 14:00~
・読み聞かせの会
日時:毎月第3水曜日 14:30~
・子ども映画会
日時:毎月第3土曜日 11:00~

▽大野分館
・おはなし会てぶくろ
日時:毎月第2土曜日 11:00~
・大野シネマ館
日時:毎月第3土曜日 14:00~
・読みきかせの会
日時:毎月第4土曜日 11:00~

◆こどもの読書週間イベント
日時:5月12日(日)まで
※開館時間中、毎日開催
場所:中央図書館および大野分館

▽「ひゃっか王からの挑戦状」
「ひゃっか王からの挑戦状」が再び図書館に届きました。10賢人と力を合わせ、謎を解こう!

▽「ハテナシート」
図書館にある「総合百科事典ポプラディア」を使って回答しよう!

◆かしまの歴史講座 「宮中野古墳群–古墳に眠る権力者たち–」
5月1日刊行の「マンガ かしまの歴史4」の内容に沿って、鹿嶋の古墳時代を解説します。宮中野古墳群は、さまざまな形の古墳127基からなる県内最大級の古墳群です。古墳に眠る豪族たちの国造に思いを馳(は)せ、鹿嶋の歴史を一緒に学びませんか。
日時:8月25日(日) 15:00~16:00
場所:中央図書館 会議室
講師:大里美穂(どきどきセンター職員)
共催:鹿嶋市どきどきセンター
※申し込みなどの詳細は、改めて広報かしまでお知らせします。

■中央図書館 司書 髙倉 楓(たかくら かえで)
▽どうして司書になったの?
子どもの頃から本を読むのが好きで、本に携わる仕事に就きたいと思ったからです。小学校高学年の時に学校図書館ができ、学校司書もいて、その方に司書という仕事があることを教えてもらいました。また、中央図書館の1日図書館員を体験して、ますます興味を持ち、司書になりました。

▽私のオススメの一冊
『優等生サバイバル 青春を生き抜く13の法則』
ファン・ヨンミ/作 キム・イネ/訳(評論社)
高校をトップの成績で入ったのに、その後のテストではあまり振るわず、勉強以外でも悩みを抱える主人公が、自分にとって大切なことは何かを見つけていく物語です。主人公以外の登場人物も個性的で、主人公に与える影響と関係性は読んでいて引き込まれました。中高生の方は共感できる部分が多いと思いますし、大人の方は同じような出来事があったなと思える作品です。

■中央図書館 司書 細田 寿美子(ほそだ すみこ)
▽学校図書館との連携
数年間、学校図書館に勤務していました。クロームブックの普及に伴って、子どもたちの電子図書館の利用が増えたことをうれしく思います。子どもたちと接する中で、本の中に癒やしや居場所を見つける子がいると感じました。中央図書館では、学校図書館の意見を聞きながら電子図書館の児童書を選書しています。今後も学校図書館と連携し、子どもたちの気持ちを大切にしていきたいです。

▽私のオススメの一冊
『わすれられないおくりもの』
スーザン・バーレイ/作・絵 小川仁央/訳(評論社)
年老いたアナグマは、ある日夢を見ます。長いトンネルの中を、杖をついていた足で力強く走っているのです。翌朝、アナグマの友達はアナグマの死をとても悲しみます。しかし、アナグマの残した素敵な贈り物によって乗り越えます。優しく美しい絵と内容で、人にとって大切なものは何か改めて教えてくれる本です。

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