地元が大好き!
5人組のユーチューバーが波佐見の魅力を明るく楽しく伝えています
■今月のつたえるひと
波佐見アゲアゲTV(はさみあげあげてぃーびー)のみなさん
メンバー全員、波佐見町出身・在住の29歳。町内の企業に勤務しながら、空いた時間にユーチューバー「波佐見アゲアゲTV」として活動中。
カイト(太田海斗(おおたかいと))、フミ(中島史彦(なかしまふみひこ))、ヤス(岩永康央(いわながやすお)・リーダー)、ダイチ(久田大地(ひさだだいち))、ハマ(濵田圭佑(はまだけいすけ))。
■「もっと波佐見をPRして!」その言葉が僕らの原動力
2021年4月日からインターネットの動画投稿サイト・ユーチューブ内に、『波佐見アゲアゲTV』を開設し、週1回のペースで、地元の人でも知らない、気づいていないような波佐見の魅力を投稿しています。現在(2023年9月1日)までに192本の動画を投稿し、チャンネル登録者数は約2800人です。
メンバーは波佐見中学時代の同級生で、ヤスとハマは東京・愛知からのUターンです。発起人はカイトで、自分たちも楽しみながら、波佐見のために何かしたいという気持ちから集まりました。毎週木曜の夜の企画会議でアイデアを出し合い、土・日曜など仕事が休みの日や空いた時間に手分けして撮影や編集などを行っています。
『通学対決 バスVSチャリ どっちが早く着く?』や『元甲子園球児と対決!』、『波佐見川のはじまり、知っていますか?』、『手づかみVS釣り どっちが多く川魚をとる?』など、毎回ユニークな企画で見た人を楽しませ、笑わせたいという気持ちで動画を作っています。昨年、波佐見の坂道をノーブレーキで下るとどこまで行けるかを検証した企画は、お笑いコンビのサンドウィッチマンの番組で紹介され、地元愛を感じると絶賛されました。また、田舎のあるあるを「YOASOBI(よあそび)」の歌で替え歌にして投稿したら、「笑えた」「共感した」など多くのコメントをもらいました。
仕事をしながらユーチューバーとして活動するのは大変な面もありますが、地元の人の「面白かったよ」とか「もっとPRして」などの言葉が原動力になっています。
僕たちの活動は「人と人をつなぎ、未来の可能性を広げる」という理念を掲げています。今後はユーチューブだけでなく、地元でイベントなども開催し、さらに波佐見を盛り上げていくのが目標です。
▽鴻ノ巣(こうのす)公園
幸せをもたらす鴻の鳥が飛来したという伝説が残る鴻ノ巣山の周辺に整備された公園。町内を見渡す眺めの良い場所にあり、展望台や芝生広場、遊具が整備されています。
▽桜づつみ河川公園
約5kmの長さの河川公園で、波佐見川(川棚川)の両岸堤防を利用して、遊歩道と桜並木が整備されています。春の桜、夏の新緑など、四季の風景を楽しみながら、ウォーキングや散策をすることができます。
▽波佐見町講堂
1937(昭和12)年に尋常(じんじょう)高等小学校の講堂兼公会堂として建てられ、1995(平成7)年に小学校が新築移転するまで多くの町民が利用しました。昭和前期に建てられた木造洋館として大変貴重なもので、現在は講堂のみ保存されています。国登録有形文化財。
▽くらわん館
波佐見町内の35の窯元や商社・伝統工芸士の焼き物のほか、地元特産の地酒や手作りみそなどを販売。2階は資料館になっており、波佐見焼の歴史が学べるほか、陶芸体験などもできます(要予約)。
▽鬼木(おにぎ)棚田
虚空蔵山のふもとの斜面に石垣で畔を築き、棚田が何十段も重なるように広がる景勝地。春の田植えから秋の収穫まで四季それぞれの変化を楽しめ、日本の棚田百選にも選ばれています。
▽陶郷中尾山(なかおやま)
陶磁器の産地として、現在も多くの窯元が集まる中尾山には、世界最大級の登窯跡やれんが造りの煙突、路地裏など、昔ながらの懐かしい風景が残っています。毎年4月には「桜陶祭」、10月下旬には「秋陶めぐり」が開催されます。
■産地の枠を超えたイベント 肥前やきもの圏作家展
唐津、伊万里、武雄、嬉野、有田、佐世保(三川内)、平戸、波佐見の8つの市町が連携する「肥前やきもの圏」。この地域を拠点に活動している約30組の作家が、作品の展示販売を行うほか、絵付けや「蹴(け)ろくろ」の実演、陶芸のワークショップを行います。
日時:11月11日(土)10~17時 12日(日)10~16時
場所:やきもの公園(波佐見町井石郷)
問合せ:波佐見町観光協会
【電話】0956-85-2290
■楽しみながらSDGs! 皿山器替えまつり
自宅にある不用な器を皿山地区の窯元や店舗に持参すると、それと引き換えに各店で好きな器を割引きで購入することができ、持参した器はさまざまな用途で新たに生まれ変わります。皿山人形浄瑠璃公演もあります。
日時:12月2日(土)・3日(日)9時30分~17時
場所:波佐見町稗木場皿山郷一帯
問合せ:アイユー
【電話】0956-85-2600
■波佐見町のお土産
▽八三三米(はさみまい)くらわんかセット
波佐見焼を作る際に出る廃棄するはずの石こう型を、粉砕加工し土壌改良剤として再利用して育てた八三三米。その契約農家と波佐見焼の窯元14社が協力して開発した波佐見町の新たなお土産です。
問合せ:波佐見陶磁器工業協同組合
【電話】0956-85-3003
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