■スポーツで健康づくり
スポーツの秋。先月、グラウンド・ゴルフ(3日)、ペタンク(7日)、ゲートボール(13日)の「市長杯親善大会」が開催され、延べ505人の皆さまに参加いただきました。12日には、市外から78人の方々をお迎えし、総勢308人で「2023五島列島福江島グラウンド・ゴルフ交流大会」が開催されました。
ゲートボール大会のパンフレットに書かれていたのは、「私達の一番大切なもの、それは健康」のメッセージ。いずれの大会も90歳を超える方が参加し、プレーを楽しんでおられました。「私はもうすぐ100(歳)ですばい。家の中におっても寂しかし、動ききらんごとなるけん、足は痛かばってん、出てきよっとよな」、「市長も若っかうち、してみなはれ」。健康で長生きを実践している方の話は、本当に心に響きます。
以前、このコラムでも触れましたが、五島市では死亡者が増えています。以前は、1年間で平均650人前後の方が亡くなられていましたが、この2~3年増加し、昨年(令和4年)は704人と、ついに700人の大台を超えました。今年は昨年を上回るペースで死亡届が出ています。
五島市では、有人国境離島法による雇用創出、移住対策などの効果もあり、人口流出は抑制されています。今年は3年ぶりに社会増になるかもしれません。
五島市の人口減少で、一番大きな要素は死亡者数です。人は必ず死にます。これはどうしようもありません。しかし、先延ばしすることはできます。そのためにこれまで特定健診やがん検診の受診、生活習慣病に注意した食生活などをお願いしてきました。
五島市の高齢者(65歳以上)の人口は14,486人(令和5年9月末現在)。このうち、自宅で生活している方で、地域活動などに参加していない方が6,000人程度いるのではないかと想定しています。グラウンド・ゴルフなどの高齢者スポーツや地域ミニデイなど、近くでさまざまな活動がありますので、ぜひご参加ください。既に参加している方は、こうした方に声をかけ、お誘いいただければ助かります。
今年もいろんな大会にお邪魔させていただきました。玉之浦地区運動会のゲートボールレースでは1回でゲートを通過、ペタンクは下大津老人会の皆さんに習い、グラウンド・ゴルフも野々切でプレーさせてもらいました。
「若っかうち」始めてみましょうかね。
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