■健康長寿を目指して、フレイルを予防しよう!
●フレイルとは
加齢とともに、心身の活力(筋力や認知機能など)が低下し、生活機能障害や要介護状態の危険性が高くなった状態のことを言います。
フレイルであることに早めに気付き、フレイル対策の3つの柱である、栄養(食・口腔)、運動、社会参加に取り組めば、元の健康な状態に戻ることもできます。
●私はフレイル?セルフチェックしてみましょう!
ひとつでも当てはまれば、フレイル予防に取り組もう!
・6ヵ月間で体重が2~3kg減った
・以前より疲れやすくなった
・外出が減った・人と話すことが減った
・ペットボトルなどのふたが開けにくくなった
・歩くのが遅くなった
参考:健康長寿ネットホームページ「フレイルの診断」
●3つの柱でフレイルを予防しよう!
フレイルを予防・改善するためには、この3つを意識して日頃の生活を見直すことが大切です。
▽食・口腔機能
・食事をバランスよく食べる(詳細は下記参照)
・噛む力(口腔機能)を維持する
▽運動・社会活動など
・ウォーキングを行う
・なるべく階段を使う
・筋トレをする
▽就労支援・余暇活動・ボランティアなど
・出かける回数や時間を増やす
・元気なあいさつでつながりを
参考:厚生労働省ホームページ「健康長寿に向けて必要な取組とは?」
●栄養(食生活)について
毎月、各地区で実施している「健康相談」でも食事について相談できます。
▽エネルギー(カロリー)をしっかり確保!
エネルギー源となる糖質や脂質をとることで、体重減少や筋肉量の低下を防ぐことができます。
▽たんぱく質は「まとめて」ではなく「毎食」に
(缶詰なども利用しよう)
筋肉量の減少を抑え、免疫力を高めるためにたんぱく質を積極的にとりましょう。
▽骨を丈夫にする「カルシウム」を忘れずに!
・カルシウム(骨の材料)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を高める)
・ビタミンK(骨を作るのを助ける)
骨を丈夫にして転倒や骨折を防いだり、歯を丈夫にするためにカルシウムやビタミンを十分にとりましょう。
※1月号と2月号では、「歯やお口について」、「運動について」のコラムを掲載します。ぜひご覧ください!
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