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ハーモニー通信~男女(とも)に輝こう夢と希望あふれる南島原~

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長崎県南島原市

■防災を日常に!災害は突然やってきます!「男女共同参画の視点からの防災」
私たち男女共同参画推進懇話会(馬場公嘉会長)は共に生き生きと活動できる男女共同参画社会の実現のため、市の取り組みを審議し意見しています。ここ数年は「男女共同参画の視点からの防災」の研修にも積極的に参加しています。
そのような中、1月1日、能登半島地震が発生しました。これまで報道されたニュースには胸が痛む思いです。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
改めて防災について男女共同参画の視点から考える機会とするため、懇話会委員2人の意見を掲載します。

▽宮内富美子さん(口之津町)
29年前の阪神淡路大震災では、女性の死亡者は男性より多く、避難所などでの性犯罪が多く発生しました。このことから、災害から「弱者」を守るための取り組みが進められ、内閣府が作成した避難時のチェックリストの導入や防災に対する女性視点の重要性が高まりました。
近年は多くの災害が発生し、苦しい中で人々の助け合う姿は、生きることへの希望を感じさせられます。災害は、時を選ばず人を選びません。そのはずです。でもそこに「男はリーダーシップをとるべき」「女は出しゃばらず従うべき」という思い込み(ジェンダーバイアス)があったら、どうでしょう?
そんなことに縛られていては命を守ることはできないし、幸せになれません。
大切にしなければいけないのは、日常です。
毎日の生活の中で、誰もが思ったことが言えて行動する。周りも助言し支えることが実現できたら何よりだと思います。

▽森永茂夫さん(口之津町)
令和5年11月7日、「防災を日常に!熊本地震から学ぶ男女共同参画の視点」がテーマの男女共同参画リーダー育成事業実践研修に参加しました。
災害は、自然現象(自然要因)とそれを受け止める側の社会の在り方(社会要因)により、その被害の大きさが決まります。被害を小さくするためには、社会要因による災害時の困難を最小限にする取り組みが重要であり、社会要因による困難を最小限にする取り組みとして、
・女性の防災人材の育成により女性リーダーを増やす
・女性の視点からの災害対応について男性の理解を深める
・女性と男性がともに防災・復興に参画し協力する
このような取り組みを通して災害に強い社会が作られます。
防災について、市が取り組むことの1つとして「女性の防災人材の育成」に力を入れることだと思います。そのためには、あらゆる防災に関する会議などで「男女共同参画の視点からの防災」をテーマとしていかなければならないと思います。

■[災害の備え・避難所チェックシート]あなたの備えは万全ですか?
備えることが減災につながることを意識づけ、日頃から常備することが大切です。この機会に災害の備えチェックリストで確認しましょう。
また、もし避難所生活になったらと考えたことはありますか?
避難所は男女共同参画の視点から配慮がなされているでしょうか?ちょっとした気遣いで安全・安心な避難所生活を送れるようになります。避難所チェックシートを確認しておきましょう。

※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。

問合せ:男女共同参画推進懇話会(西有家庁舎…市民課内)
【電話】73-6647

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