■雪のふる里 苗場山麓ジオパーク
不定期で日本国内のジオパークを紹介します。
第1回目は「苗場山麗ジオパーク」です。苗場山麗ジオパークは、日本一長い千曲川(ちくまがわ)・信濃川が流れる新潟県津南町(つなんまち)と長野県栄村(さかえむら)までの範囲が日本ジオパークに認定されています。この地域で特徴的なのは、毎年2~3mの積雪となる多雪世帯であることです。そのため、雪に適応した自然環境や暮らしがあり、雪の生活が中心となっています。
ジオサイト「石落とし」では、40万年かけて作りだされた10段もの河岸段丘を見ることができます。溶岩層の下の層には地下水層があり、水が湧き出し、落葉広葉樹の森が育まれています。豊富な湧き水によって、美味しい魚沼産コシヒカリや雪下人参などの農作物、銘酒「苗場山」「霧の塔」などの日本酒と大地の恵みも多くあります。また1万年前の自然と共生した縄文文化が花開き、現代まで雪国の文化に受け継がれています。
地域では、小学生によるジオ学習が盛んに行われ、ジオ商品の開発やジオ検定の合格などその活躍は、大人でも驚くほどです。
ぜひ、島原半島では見られない春夏秋冬それぞれの顔を持つ苗場山麓ジオパークに訪れてはいかがでしょうか。
問合せ:島原半島ジオパーク協議会
【電話】0957-65-5540【E-mail】info@unzen-geopark.jp
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