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自治体の皆さまへ

特集 令和6年度施政方針(2)

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長崎県大村市

◆2 健康でいきいきと暮らせるまち
◇介護人材確保
介護人材確保・定着応援金を新設します。また、就職相談会や介護福祉士の資格取得のための研修を開催するとともに、市ホームページやSNSなどで、幅広い世代に向けて、介護の仕事の魅力を発信します。

◇楽しむ健康づくり
第3次健康おおむら21計画に基づき、県の健康アプリで貯まったポイントを地域通貨「ゆでぴ」に交換できる仕組みを作るなど、「楽しむ健康づくり」をサポートします。

◇自殺対策
第2期大村市自殺対策計画に基づき、自殺対策に関するネットワークの強化やゲートキーパーの養成、市民に対する正しい知識の普及啓発や相談窓口の周知を行います。

◇特定健診の受診推奨
特定健診の受診の大切さを周知するとともに、未受診の人へ受診勧奨を行います。40歳未満を対象としたU40健診についても周知や受診勧奨を行うことで、生活習慣病予防や早期発見・早期治療につなげます。

◇帯状疱疹ワクチン費用の一部助成
50歳以上の市民を対象に帯状疱疹の不活化ワクチンの接種費用の一部を助成します。

◇住み慣れた地域で生活し続けるために
地域包括ケアシステムをさらに充実させるとともに、生活支援コーディネーターを中心に、地域の特性を活かした支え合いの仕組みづくりを進めます。認知症になっても安心して住み慣れた地域での生活が続けられるように、国が推奨する認知症高齢者等を地域で支援する「チームオレンジ」の整備を推進します。また、成年後見制度などの啓発、相談対応、市民後見人の育成などに取り組む大村市成年後見支援センターの周知を図ります。

◇民生委員・児童委員の活動の充実
地域社会の複雑化・多様化によりニーズが高まっていることから、民生委員活動費を拡充します。

◇スポーツを通した健康づくり
陸上競技場の全天候型トラックへの整備を含め、公認陸上競技場の認定取得に向けた改修工事を行うための実施設計を進めます。総合運動公園多目的広場では、多様なスポーツ利用を図り、多くの市民が気軽にスポーツを楽しむことができる環境を整えることを目的に、人工芝による整備を行うこととしており、令和7年度からの着手を目指します。シーハットおおむらでは、老朽化しているバスケットゴールや各種トレーニング機器、新体操マットなどを更新し、さらなる利用促進を図ります。今後も、スポーツ施設の整備を進め、市民のさらなる利用やスポーツ大会の開催、スポーツを通じた県内外との交流や関係人口の拡大などを促進し、市民の健康寿命の延伸や地域の活性化につなげます。
また、本市では卓球とソフトボール競技が開催される北部九州インターハイ(全国高等学校総合体育大会)と女子ゴルフ・女子バスケットボール・男子軟式野球競技が開催される日本スポーツマスターズ2024長崎大会の成功に向け、県や関係団体と連携しながら、全国各地から参加される選手や応援者、関係者の皆さまの心に残る大会となるよう取り組んでまいります。

◆3 安全・安心なまち
◇災害対策
消防団や消防署、自衛隊などの関係機関と連携し、災害に強い、安全・安心なまちづくりに向けた取り組みを進めます。

◇消防団員の確保
団員が活動しやすい環境を整えるとともに、勧誘活動の強化月間の設置、各種イベントやさまざまな媒体を通した広報活動などを行い、消防団への加入を促進します。

◇自主防災組織の活動促進
地域の防災力を高めるため、自主防災組織が防災訓練などを実施した際の交付金を新設します。

◇河川の防災機能強化
河川の改修工事などを行います。また、大村圏域における二級水系流域において、あらゆる関係者が協働して水害を軽減させる治水対策「流域治水」を計画的に進めます。大上戸川・内田川流域の浸水想定区域内において、洪水などで浸水した際の地面から水面までの高さを示す、洪水関連標識を設置します。

◇防犯対策
関係機関・団体と連携し、防災ラジオなどさまざまな媒体を通して広報活動の強化に努めます。夜間の道路や住宅地の暗い場所などへの防犯灯の設置に努めます。

◇交通事故対策・路面表示の整備
関係機関・団体と連携し、高齢者向け講習会や中・高校生に対する自転車安全利用講習会を実施します。また、大村市自転車活用推進計画に基づき、自転車の通行位置と方向を明示する青色の矢羽根マークなどの路面標示を整備するなど、警察などの関係機関と連携しながら安全で快適な自転車空間の整備を進めます。さらに、市道路側帯のカラー舗装化、通学路の歩道整備やガードパイプ、ボラード(車止め)、カーブミラーの設置を行います。

◆4 活力に満ちた産業のまち
◇企業誘致
県や関係団体などと十分に連携を図りながら、第2大村ハイテクパークの残り1区画への企業誘致に取り組んでいきます。

◇観光振興
おおむらの歴史や文化を活用した新しいストーリーをスマートフォンアプリなどで提供するとともに、レンタサイクルなどの二次交通の調査研究を進め、観光客の周遊性の向上を目指します。また、本市の豊かな自然を活用したグリーン・ツーリズムなどの体験型観光に加え、野岳湖公園周辺エリアにアウトドア・アクティビティ施設を整備し、本市を訪れる観光客数や観光消費額のさらなる向上を目指します。

◇地域おこし協力隊の採用
本市の魅力や価値の再発見、発信機能の強化を行い、移住定住の促進や地域の活性化、関係人口の創出などにつなげます。

◇農業
目指すべき将来の農地利用の姿を明確化する地域計画の策定や農業経営収入保険制度への加入促進支援、有害鳥獣捕獲従事者への捕獲報奨金においてインセンティブ制度(加算)の実施などを行うことで、農業者の就農意欲の維持や農地の保全につなげます。また、農繁期の労働力不足の解消や障がいがある人の就業機会の確保を目的として、農福連携を推進します。

◇畜産業
肉用牛繁殖農家や酪農家の飼育経費の削減や優良な肉用牛・乳用牛の育成などに取り組むため、老朽化した施設などの補修・改修を進め、公共牧場の有効利用を促し、効率的で安定的な運用を図ります。畜産クラスターを軸とした地域一体となって行う収益力・生産基盤強化の取り組みを支援し、畜産農家の経営安定を図ります。

◇水産業
市内水産物の地産地消や販路拡大を目的として、水揚げされた水産物を小・中学校の学校給食用の食材として提供するため、本市・漁業者・事業者などで組織された「地域水産物活用推進協議会」に対し、補助を行います。漁業者の安全な就労環境を創出するため、東浦漁港と松原漁港の施設整備に伴う調査や設計に着手します。

◇林業
森林の適正な管理・活用のため、森林環境譲与税を活用し、森林所有者への意向調査、森林整備や森林施業のための人材育成を継続するとともに、新庁舎などの公共施設への木材利用の促進や森林の持つ公益的機能の普及啓発に取り組みます。

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