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おもいでをありがとう! 豊小学校

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長崎県対馬市

令和6年3月をもって閉校する、豊小学校。対馬で最も北に位置し、日本で最も国境に近い場所に建つ豊小学校では、明治7年の創立以来、たくさんの子どもたちが学び、巣立っていきました。地域に支えられ、地域の心の支えとなった豊小学校の150年を、思い出とともに振り返っていきます。

■沿革
▽明治
7年9月1日
・豊小学校設立
24年8月1日
・豊・鰐浦・泉の3学区合併
43年8月28日
・校舎新築落成

▽昭和
16年4月1日
・学制改革により豊国民学校と改称
17年8月1日 
・豊崎村国民学校分校となる
・豊崎村立豊中学校発足
22年4月1日
・学制改革により豊崎村立豊小学校と改称
31年1月1日
・町村合併により上対馬町立豊小学校および豊中学校と改称
33年9月1日
・校歌制定
37年7月7日
・新校舎落成移転
40年10月8日
・学校給食開始
49年11月10日
・創立百周年記念行事実施

▽平成
13年12月15日
・新校舎・体育館落成式、新校旗完成披露
12月23日
・学校移転作業
16年3月1日
・町村合併により対馬市立豊小学校・豊中学校と改称
23年3月24日
・豊中学校閉校式

◆地域と共に歩んだ150年
明治7年に設立した豊小学校。昭和22年には豊崎村立豊小学校と名を変え、その年に誕生した豊中学校とともに、地域の子どもたちを見守り、新学制制度以来976人が卒業していきました。
150年の間、校舎の建つ瑞雲山をはじめ、地域のあらゆる場所が子どもたちの学びや遊びの場であり、学校や地域の行事には、地域の人たちも一緒になって子どもたちと向き合いました。

◆校訓と共に刻まれる言葉
「誠」を校訓に伝統を重ねてきた豊小学校には、もう一つ、代々言い伝えられた言葉があります。昭和40年度から5年間校長を務めた、蔵本敏光校長が在任中に残した言葉は、校訓と共に、児童や教師、学校を支える地域の人たちの心に刻まれています
「この先に 学び舎ありて 豊の子が 人の人たる 道学びおり 千回走れ 万回走れ 心を鍛え 体を鍛え」

◆人生の中で特別な時間だった豊小学校
豊小学校には、地元で生まれ育った子どもたちばかりではなく、親の転勤に合わせ、島外からやってくる子どもたちも多くいました。その子どもたちにとって、豊小学校で過ごした時間は特別なものとなり、今でも、当時を懐かしみ、島外から訪ねてくる卒業生も少なくありません。

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