■気候変動と熱中症~暑くなることへの適応を~
年々、暑さが厳しくなっています。気象庁のデータを見てみると、対馬の年平均気温は、長期的に100年あたり2.0℃の割合で上昇しています。地球温暖化の主な原因は、人間活動による温室効果ガスの増加です。今後も、ある程度の気温の上昇は避けられず、私たちは温室効果ガスを減らすことで、少しでも気温の上昇を緩和させるとともに、暑さに適応しなくてはいけません。
暑くなるとリスクが高まるのが「熱中症」です。2014年から2023年までの10年間で、市内で熱中症またはその疑いで救急搬送された方の数は331人。真夏日が多い年は救急搬送者数が増え、2018年は51人が搬送されています(右図)。特に高齢者が搬送されるケースが全体の69%を占め、高齢者の熱中症の74%は室内で発生しています。
高齢者は温度に対する感覚が鈍くなり、汗をかく機能も衰えます。のどが渇いていなくても1時間に1回はこまめに水分補給して脱水にならないようにするなど、ご高齢者自身も、周囲にいる人も熱中症への注意が特に必要です。
▽熱中症の予防・対策
1.暑さに負けない体づくり!(バランスのよい食事やしっかりとした睡眠)
2.生活の中で暑さに対する工夫をする!(涼しい室内、涼しい服装、お風呂や寝るときも十分な水分補給)
3.注意が必要な場所で暑さから身を守る!(日陰でのこまめな休憩と水分補給)
4.長時間のスポーツなどは注意!(塩分に加え糖分の入ったスポーツドリンクなどでこまめな水分補給)
問い合わせ:SDGs推進課
【電話】0920-53-6111
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