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発掘をのぞいてみよう!

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長崎県島原市

「手先がブルブル注記作業」
発掘調査などで出土した土器や石器などの遺物は、洗って十分に乾かした後、一つ一つに白や黒の水彩絵具を使い先の細い筆で記号を書いていきます。記号は、遺物の出土年、遺跡名、層位などを組み合わせたもので、例えば2022年に東空閑城跡の1層から出土した遺物は、22HKJ1層となります。
これを遺物に書くことで、どの遺物がどこから出てきたのかがわかるようにしているのです。
記号が乾いたら、その上からニスを塗り記号が消えないようにします。
このような作業を注記(ちゅうき)といいます。文字の大きさも米粒に書くように小さく、遺物の端に書いていきます。遺物の表面がつるつるした陶磁器などは書きやすいのですが、表面がざらざらした土器などは書きにくく「技」が求められます。いずれにしても細かい作業で手先への神経集中が必要です。
皆さんも市の展示品に書いてあるのを見つけてみてはいかがでしょうか?

問合せ先:社会教育課

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