地球温暖化の進行により、世界各地で異常気象が発生し、日本でも記録的な猛暑や豪雨などさまざまな問題が起きており、私たちの暮らしや生命に関わる身近な問題となっています。
未来の地球環境を守るために、今私たちにできることは何かを考えていきましょう。
■ゼロカーボンシティ、カーボンニュートラルって?
「ゼロカーボンシティ」とは、2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量ゼロを目指す自治体のことです。島原市は、令和5年4月に「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
「カーボンニュートラル」とは、温室効果ガスの排出量と同じ量を吸収・除去して実質ゼロにすることです。120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」を目標に掲げています。
■なぜカーボンニュートラルを目指すのか?
世界の平均気温は上昇しており、この状況が続くと更なる気温上昇や豪雨、猛暑のリスクが高まると言われており、その原因である温室効果ガスは、経済活動・日常生活によるものが全体の約6割と言われています。
将来の世代も安心して暮らせるように、カーボンニュートラルの実現に向けて取組む必要があります。
■島原市の二酸化炭素(CO2)排出量は?
令和2年の市全体の二酸化炭素排出量は年間約27.3万t※であり、そのうち家庭からの排出量は約4.4万t※です。平成25年度と比較すると、約24%の削減ですが、2050年までに家庭のカーボンニュートラルを実現するには、市民一人当たり約1t(1,000kg)の削減が必要です。
※「環境省自治体排出量カルテ」より
《島原市の目標は?》
島原市は、令和6年1月に「2050年ゼロカーボンシティ実現」の基本計画となる『島原市脱炭素計画』を策定しました。
市民や市内事業者と地球温暖化対策に取組むために、『地球温暖化対策実行計画(区域施策編)』を策定予定です。
▽島原市の目標
2030年度…温室効果ガス排出量を50%削減(2013年度比)
2050年度…温室効果ガス排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)
《私たちにできることは?》
カーボンニュートラル(ゼロカーボン)のためにできることを考えてみましょう。
身近なところでは、このような取り組みもカーボンニュートラルにつながります。
・食品ロス削減
・地産地消
・節水
・節電
・ごみの分別
●エコな暮らしはこんなにお得!
▽冷房時の室温は28℃とし、頻繁にオンオフしない
970円お得!
CO2削減量:14.8kg
▽白熱電球をLEDに交換
2,960円お得!
CO2削減量:45.0kg
▽冷蔵庫は季節に合わせて設定温度を調節
1,990円お得!
CO2削減量:30.2kg
▽お風呂は追いだきなどせず続けて入る
7,410円お得!
CO2削減量:82.9kg
※節約額・CO2削減量は1年間取り組んだ場合の値です。
『家庭の省エネハンドブック2024』(令和6年3月東京都発行)より
問合せ先:環境課
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