◆野菜嫌いを克服!
夏野菜が美味しい季節がやってきますが、お子さんの「野菜嫌い」で困っていませんか?
子どもが嫌いな野菜の代表と言えば、ピーマンやゴーヤ、ほうれん草やセロリなどがあります。これらはどれも苦味を持つことが特徴です。
人の味覚には「甘味・塩味・酸味・苦味・旨味」の5種類があります。苦味は毒物、酸味は腐敗物を示す味なので、本能的に危険を感じて避けてしまいます。特に子どもの舌はセンサーの働きをする味蕾という細胞が大人に比べて多く、味に敏感なためより強く苦味や酸味を感じます。味蕾の数は成長に伴い減少することや、酸味や苦味が「危険ではない」と脳が理解するようになるため、10歳頃までには野菜を食べることができるようになります。
子どもが苦味や酸味を嫌うのはごく自然なことだと捉えましょう。
でも、野菜を食べないと栄養バランスなども心配になってきますよね。
そこで、野菜嫌いを克服する3つの方法をご紹介します。
◇調理法を工夫する
苦味や酸味がある食材はサイコロ状やみじん切りにするなどして食べやすくしましょう。その際、見えない・気づかないと苦手克服につながりにくいため、「ピーマン小さく入れたけど食べることができたね」などの声かけも重要です。
◇みんなで美味しく食べる
苦手な食材でも、家族がおいしそうに食べることによって興味が出ます。色々な食材を食卓に並べましょう。そして、食べることができた時は喜んであげましょう。
◇一緒にクッキング
子どもは好奇心旺盛です。葉物をちぎる、ピーマンの種をとる、スープを混ぜるなど簡単なお手伝いで食材への興味を引き出しましょう。
以上のような方法を、家庭で楽しく無理せず行い野菜嫌いを克服しましょう。
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