このコーナーは、市民の皆さんからのお便りにお答えする「つながる」掲示板です。
広報ながさきの感想やまちづくりに関するご意見をプレゼントクイズのコーナーにお寄せください。
掲載されたかたには、図書カードをプレゼントします。
■高齢の親へ災害時の避難計画を作成していただきました。このような事業を知らなかったのですが、ありがとうございました。
(曙町・50代のかた)
▽自ら避難することが困難なかたに避難の計画を作っています。
高齢者や要介護者など、災害が発生したときに自分だけで避難することが難しいかたがいます。
そのような支援が必要なかたは、早めに避難する必要があります。そのためにはあらかじめ災害時の行動を家族と話し合ったり、決めておくことが重要です。市では一人ひとりの状況に合わせた個別の避難計画を作成しています。
計画には、災害時にどうすればよいのか、避難場所や避難方法、避難生活を送るときの留意点などを記載しています。計画は、本人の状況を把握しているケアマネジャーなどに作ってもらっています。
作成した計画は、保管場所がすぐに分かるよう本人の家の冷蔵庫の中に保管しています。また、同意を得て、民生委員や自治会、地域包括支援センター、消防局などにも情報共有しています。いざというときの支援はもちろん、普段の声掛けや見守り活動にも役立っています。
問合せ:高齢者すこやか支援課
【電話】829-1146
■100歳で亡くなった母が生前「本を読みたくても視力が弱くなり字が読めない」と嘆いていました。先日、図書館で大活字本を見つけました。知っていれば借りてあげられたのに、と後悔しています。こういった本があることを皆さんに知ってほしいです。
(ダイヤランド3丁目・70代のかた)
▽市立図書館では大活字本3,000点以上を備えるなど誰もが本を読める環境を整えています。
当館では誰もが本を読めるように、目が見えにくいかたや難しい文章を読むことが苦手なかたにも「読みやすい」、「分かりやすい」本などを集めたコーナーを設置しています。
ご意見にあった「大活字本」はその代表的なものです。文字の大きさやフォント、行間の広さを調整し、視力の弱いかたや高齢で文字が読みにくいかたでも読みやすいようになっています。小説やエッセイなどがあり、池波正太郎や司馬遼太郎などの時代小説、宮部みゆきや内田康夫などのミステリー、本市出身の作家である吉田修一の作品もあります。
長崎市電子図書館で貸し出している電子書籍13,000点の中には、音声読み上げ機能がついているものや文字の大きさや色を変更できるものもあります。利用するには図書貸出券の登録が必要です。
また、知的障害があるかたや日本語を母語としないかた向けに難しい言葉や長い文章を使わずに写真や絵を多く使ったLLブックや、手で触ってお話を楽しむことができる触る絵本、布絵本なども用意しています。
他にも、視覚障害者のかた向けには、内容を音声にした録音図書「DAISY(デイジー)」やCD形式の録音図書などを2,800点以上用意しています。広報ながさきも「声の広報ながさき」としてDAISY版を貸し出しています。
読書の目的が1つでないように、読書の方法も1つではありません。娯楽であれ勉強であれ、誰もが自分のスタイルで本を読むことができればと思います。
問合せ:市立図書館
【電話】829-4946
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