ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?
■『子供たちと平和について考えるきっかけをつくる』挑戦
長崎キワニスクラブ・サークルK長崎大学 古山京子さん
▽トライ年表
2023年7月
・平和の願いを込めたキッズゲルニカを制作
2023年8月
・世界の子供たちが描いた絵で灯籠を制作
2023年12月
・世界中から寄贈された千羽鶴をクリスマスツリーにリメイク
2024年10月
・タイのチェンマイで子供たちと灯籠を制作
◆あなたにとっての「平和」とは?
国際奉仕団体「長崎キワニスクラブ」の学生団体として設立された長崎大学のボランティアサークル「サークルK長崎大学」。このサークルは長崎キワニスクラブと共に「平和×子ども」をテーマに平和への関心を持ってもらうための活動をしています。昨年は子供たちと一緒に、キッズゲルニカや灯籠、千羽鶴を使ったクリスマスツリーなど、平和を題材にしたアート作品を制作しました。このサークルに所属している3年生の古山さんはその全ての活動に参加しました。
もともと平和に対する関心が高かったという古山さん。その理由は出身が広島で、祖父は被爆者、父は被爆二世であること。高校卒業後は長崎大学に進学し、自身の境遇を生かした活動をしたいと思い、このサークルに加入したそう。
活動する上で古山さんが最も大切にしているのは、平和に対する個人の思いを尊重して、自分の考えを押しつけないことだと言います。人によって性格が異なるように、平和に対する考え方も個人によって異なります。平和を題材にしたアートを通して、人々に言葉では表せないようなメッセージを伝え、「平和ってなんだろう」や「どうすれば平和になるのかな」など、自分なりの考えを持ってもらうきっかけをつくる。そのためには、純粋で大胆な発想を持つ子供たちの存在が欠かせないと考え、今後はさらにたくさんの子供たちと活動をしたいと意気込みます。8月11日には爆心地公園下の川で灯籠流しを実施する予定。世界中の子供たちの思いが詰まった作品をぜひ心で感じてみてください。
◆「挑戦」に不可欠なものは?
▽子供たちとの交流
タイで子供たちと一緒に灯籠に絵を書いていた時、日本の子どもとは違う発想の絵に驚かされたそう。国によって平和への思いも異なる。古山さんにとって、子供たちは活動するたびに新鮮な気付きを与えてくれる存在です。
▽あなたの気になるトライ人募集!
市内で新たな一歩を踏み出す人、または挑戦を支える「トライ人」を募集しています。自薦・他薦は問いません。市ホームページかはがきでご応募ください。
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