■3月は「自殺対策強化月間」あなたもゲートキーパーに!
~大切な命を守るために、私たちができること~
3~4月は、進学や就職、転勤や引っ越しなど、生活環境が大きく変化する時期です。
身近な人の心と命を支えるために、「ゲートキーパー」について考えてみませんか?
◆ゲートキーパーとは?
命の門番
悩んでいる人に、気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。
ゲートキーパーは海外でも自殺対策の分野で広く使用されている用語・概念です。
●ゲートキーパーの役割
ほんの少しの興味や関心があれば、誰でもゲートキーパーとしての第一歩を踏み出すことができます。
1 気づき
家族や仲間の変化に気づく
さまざまな悩みを抱えることによって、精神面だけでなく、体や行動に“SOSのサイン”が見られることがあります。
〔SOSのサイン〕
□表情が暗く、元気がない
□性格が急に変わった印象がある
□遅刻や欠勤が増えた
□よく眠れない
□食欲が減り痩せてきた
□口数が減り、周囲との交流を避けるようになった
うつや借金、大切な人との別れなどの悩みのほか、出産や子育てなど、一見幸せそうに見える出来事でも本人にとっては大きな悩みになる場合があります。
2 声かけ
ちょっと勇気を出して声をかける
いつもと違う様子や行動の変化が気になったら、声をかけてみましょう。
〔声かけの仕方〕
「元気のなかごたっけど、大丈夫ね?」
「何か悩んどるとね?話してみんね」
「何か力になれることはなかね?」
「眠れとる?」
「どげんしたと?」
3 話を聞く
本人の気持ちを尊重し耳を傾ける
相手のペースに合わせ、気持ちを否定せずに、受け止めましょう。話を聞いたら、ねぎらいの言葉をかけましょう。
「大変やったね」
「話してくれてありがとうね」
4 つなぎ
早めに専門家へ相談するよう促す
問題解決のためには、相手の意思を確認しながら相談機関などの専門家へつなぎましょう。相談窓口は本紙17ページをご覧ください。
「その悩みごとなら、○○へ相談してみたらどがんね」
5 見守り
そっと寄り添いながら、温かく見守る
専門家とつながった後も、引き続き優しく寄り添い、見守りましょう。必要があれば、今後も相談に乗ることを伝えましょう。
「いつでも話ば聞くよ」
▼各種相談窓口にご相談ください
心や体の不調を感じたり、不安があったりしたら、一人で抱え込まずにまずはご相談を。
日々の悩みや不安を気軽に相談できる場所があります。
※開設時間は、いずれも平日午前8時30分~午後5時15分
HP検索:『雲仙市 各種相談窓口』
※詳細は本紙17ページをご覧ください
◇心の健康を本からも
毎年3月の自殺対策強化月間にあわせて、雲仙市図書館・各図書室で心の健康に関連する本のコーナーを設置しています。
ぜひ手に取ってご覧ください!
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