■紡錘車(ぼうすいしゃ)って何?
紡錘車(ぼうすいしゃ)は糸を紡(つむ)ぐ道具の一つで、中央の穴に紡茎(ぼうけい)と呼ばれる長い棒を差し込んだ状態で使用します。植物などの繊維をこまの回転でねじり、糸を巻き取っていました。紡錘車(ぼうすいしゃ)は回転を安定させるおもりですので、はずみ車とも呼ばれます。
弥生時代~中世にかけて発見されていますが、紡茎(ぼうけい)は腐食しやすい木製が多く、古い時代ほど土器片や石などでできた紡錘車(ぼうすいしゃ)のみ見つかります。雲仙市内では、国見町の十園遺跡(じゅうぞのいせき)や佃遺跡(つくだいせき)で発見されており、十園遺跡(じゅうぞのいせき)では弥生時代の住居跡から発見されました。雲仙市でも遠い昔から糸が紡(つむ)がれてきたのです。
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