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資源循環型施設の整備に向けた取組

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長野県上田市

上田地域広域連合および上田市では、3つのクリーンセンター(上田・丸子・東部)を廃止し、1つに統合する「資源循環型施設」(統合クリーンセンター)の建設に向けて取り組みを進めています。

■施設基本計画を策定しました
「資源循環型施設施設基本計画」は、上田地域で発生する可燃ごみを安全かつ適正に処理する資源循環型施設の整備に向けて、整備する施設の内容・考え方などの基本的事項を整理し、今後実施する詳細検討の基礎資料とすることを目的としています。

■基本方針と施設の基本概要
▽資源循環型施設整備の基本方針
(1)環境への負荷を低減し、安全で安定した環境にやさしい施設
(2)発生するエネルギーを回収し、資源を循環利用する施設
(3)周辺の自然環境と調和を図り、環境教育の拠点となる施設
(4)施設建設地の基盤整備と地域振興を図り、快適な生活環境を創造する
(5)災害時の廃棄物処理を迅速に行うとともに、防災拠点としての機能を持つ施設

■水害対策
次の基本方針を基に、地盤の嵩(かさ)上げや防水扉の設置などを施します。

▽100年に一度の確率の降雨…
・ごみを処理する機能を守る

▽1000年に一度の確率の降雨…
・主要設備を守り、ごみを処理する機能を速やかに回復する
・二次災害を生じさせない

■概算事業費

※令和4年10月に実施したメーカーヒアリング(7社)の平均値により算出しています。
※建設費には清浄園解体費も含まれています。
※最終事業費は今後変動する可能性があります。

■環境保全対策
法規制値より低い自主基準値を設けます。

・排ガスの自主基準値

■余熱利用計画
・ごみを焼却した際に発生する熱エネルギー(余熱)を温水や蒸気、電気などに変換して再利用することで、資源(熱)を循環(リサイクル)させる計画です。
・可能な限り高効率化を図ります。
・今後、周辺整備計画と連携して、余熱利用計画について詳細な検討を行っていきます。

■事業方式
資源循環型施設建設事業は公設民営方式(DBO方式)※を基本に検討しています。
※行政が資金調達し、民間事業者に施設の設計、建設、運営を一体的に委託する事業方式

■配置動線計画(案)
・一般車両出入口(ごみ搬出入車両との動線分離)
・工場棟と管理棟は別棟 渡り廊下で往来
・ごみ搬入車両の出入口(堤防道路からの出入)
・住民が施設に親しみを持てる空間を検討
・遊歩道の設置
・可能な限り緑化
※今後変更になる可能性があります。
※詳しくは本紙をご覧ください。

■周辺整備事業の基本方針をとりまとめました
市では「地域のまちづくり」について、「資源循環型施設周辺の整備」と「地域の住民生活の課題解決」の2つの視点を持って検討を進めることとしており、本事業は、「資源循環型施設周辺の整備」に位置付けられています。
市としては周辺整備を通して、資源循環型施設建設を契機とした地域価値の向上を実現するとともに、行政の抱える課題の解決を図る方針としており、資源循環型施設と連携した一体的な整備を目指していきます。

■整備の方向性
(1)余熱利用施設の整備
アクアプラザ上田を廃止し、市内スポーツ施設の状況や市民ニーズを考慮した、余熱利用施設を整備する。
(2)公園緑地の整備
圏域住民が集える空間を創出する。

■周辺整備事業の計画地(案)
周辺整備事業の計画地(資源循環型施設建設候補地北側隣接農地) 約36,500平方メートル
※計画地内のゾーニングはイメージであり、今後変更になる可能性があります。
※詳しくは本紙をご覧ください。

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