■〔キッズ〕キッズアカデミー+Plus
◇和紙あそびー折染めと和綴(と)じ本ー
和紙は日本で昔から使われていた紙です。和紙の特徴を学びながら、水彩絵の具を使った折染めと糸で綴じる昔の本を作ってみましょう。
日時:11月26日(日)午後1時30分~3時30分
参加費:100円
定員:8人(大人可)
※要予約
◇編みを学ぶ
クラフトテープを使って、ドーナツ型に編んでみましょう。できたものはネックレスやバッグチャームになります。
日時:12月9日(土)午後1時30分~3時30分
参加費:100円
定員:5人(大人可)
※要予約
■Column
◇編むということ
素材を編んでモノをつくるということは、縄文時代にはすでに存在し、遺構からも植物を編んだ遺物が出土しています。人びとは、生活の中で必要な道具をツルや竹などの植物を利用してつくってきました。竹製のざるや籠、バッグなどは現代の生活でもみることができます。
中野市では、昭和のころヤナギを使った杞柳(きりゅう)製品をつくり生業としていた時期があります。ヤナギを栽培し、刈り取り、皮をはぎ、編む、という一連の流れがあり、木の型枠を利用して、椅子や衣装をいれる行こうり李などの大きなものから花瓶の装飾や小物入れなどの小さなものまで幅広く作る技術がありました。
昭和後期まで杞柳細工は、生活のさまざまな場面で使われる身近な存在でした。現代ではクラフトテープなど入手しやすい素材でバッグなどを編むこともできます。編むことを通してヤナギを編み、生業としていた歴史を振り返ってみてはいかがでしょうか。
■〔歴史〕エントランス展示品紹介
長さをはかる道具にはものさしがあります。かつては、建築用の曲尺(かねじゃく)と和裁用の鯨尺(くじらじゃく)の2種類のものさしがあり、長さの単位には、「尺(しゃく)」や「寸(すん)」、「分(ぶ)」などがありました。曲尺は一尺約30cm、鯨尺は一尺約38cmと使う分野によって違いがあります。ちなみに昔ばなしの一寸法師の「一寸」は、一尺の10分の1の単位になるので、身長約3~4cmということになります。
今回、展示しているのは鯨尺です。当初、鯨のひげで作っていたことが名前の由来だといわれています。この機会にぜひ、現代とは違う長さの単位をお試しください。
■観望会「秋のほしぞらをみよう!」
期日:11月18日(土)(開催日変更)
時間:午後7時~9時(流れ解散)
講師:信州中野天文同好会の皆さん
参加費:無料
定員:100人
※要予約
■プラネタリウム投影情報
※詳しくは本紙をご覧ください。
11月25日(土)~12月24日(日)の期間中、午後3時の回は、「クリスマスファンタジーIII」を投影します。
各回45分:番組(30分)+季節ごとの星空解説番組(15分)
観覧料:一般600円、高校生以下300円、未就学児無料
※中野市内在住の小中学生・70歳以上は無料
休館日:火曜日
開館時間:午前9時~午後5時
観覧料:常設展示室 一般300円、高校生以下150円
※未就学児、中野市内小中学生・70歳以上は無料
問合せ・申込先:市立博物館
【電話】0269-22-2005【FAX】0269-38-1290
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