伊那市の野生鳥獣による農林業被害は、防除や捕獲、環境整備などの総合的な対策によって年々減少傾向にありますが、依然として深刻な問題です。地域で協力して鳥獣被害対策に取り組みましょう。
■環境整備
野生鳥獣を集落へ寄せ付けない環境を作りましょう。収穫せずに放置した農作物や放棄された生ゴミは野生鳥獣の餌になり、集落へ寄せ付けてしまいます。放棄作物や生ゴミは適切に管理・処分しましょう。
また、耕作放棄地などで藪(やぶ)や雑草が生い茂っていると、野生鳥獣の隠れ場所となり農業被害が大きくなります。草刈りを行い野生鳥獣の隠れ場所を減らしましょう。
■防除
農作物を守る防護柵や電気柵などを用いて野生鳥獣の侵入を防止しましょう。市では、防護柵や電気柵の設置に対して補助金制度があります。
対象:2戸以上の農林業者または農業者団体が実施する被害防除資材の設置
補助率:2分の1以内(上限75万円)
お問い合わせ先:農政課 農業振興係
■捕獲
環境整備や防除を行っても被害がある場合は、市から要請を受けた有害鳥獣捕獲員が、檻や罠を設置して被害を及ぼす野生鳥獣を捕獲します。
お問い合わせ先:耕地林務課 林務係
*****************************
問合せ:
農政課 農業振興係
耕地林務課 林務係
<この記事についてアンケートにご協力ください。>