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第38回伊澤修二記念音楽祭を開催します

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長野県伊那市

高遠藩(現・伊那市高遠町)出身の伊澤修二が東京音楽学校(現・東京藝術大学音楽学部)の初代校長を務めた縁により、東京藝術大学の協力のもと、市民参加型の「伊澤修二記念音楽祭」を開催します。お楽しみください。

■オペレッタ(音楽劇)を発表する小学生
音楽祭第1部では高遠小学校、高遠北小学校、高遠中学校、東部中学校、高遠高校が発表します。高遠北小学校では今年もオペレッタを発表します。小学校では、オペレッタの取り組みを、この音楽祭が始まる40年以上前から取り組んでおり、音源が地域教材として残っています。
今年のオペレッタは、「高遠石工(たかとおいしく)物語」を発表します。子どもたちは総合学習で高遠石工を学び、学習成果を発表します。

■東京藝大シンフォニーオーケストラが演奏します
音楽祭第2部では、東京藝術大学の学生が瑞々しい音色を壮大に演奏します。
今年は、千夜一夜物語(アラビアンナイト)のヒロインで、語り手でもあるシェエラザードの物語をテーマとした、リムスキー=コルサコフ作曲の交響組曲「シェエラザード作品35」を演奏します。中東アラビア王の心の様子を海が大きくうねり、やがて収まっていく描写で表現します。

■市民がオーケストラと共演します
東京藝大シンフォニーオーケストラと、市内中学生が「伊那市の歌」と、「大地讃頌」を共演します。また、市民により編成した伊澤修二記念音楽祭合唱団に藝大ソリストを迎え、ハイドン作曲「天は御神の栄光を語り」を演奏します。

◆第38回伊澤修二記念音楽祭
▽期日
10月26日(土)

▽第1部
会場:高遠町文化体育館
開演:午前9時15分
入場料:無料
東京藝術大学より指導を受けた小・中・高校生の発表のほか、東京藝術大学の弦楽四重奏の演奏と楽しいお話しも聞けます。

▽第2部
会場:野県伊那文化会館
開演:午後2時30分
入場料:
・一般1000円
・高校生以下無料
東京藝大シンフォニーオーケストラの演奏、伊澤修二記念音楽祭合唱団、中学生合唱団、伊那ジュニアアンサンブルクラブ(IJEC)が共演します。

▽チケット取り扱い
文交流課、高遠町総合支所、長谷公民館、伊那市生涯学習センター、長野県伊那文化会館

●楽器のここに注目!
「トロンボーン」は、スライドを伸び縮みさせて音程を変える金管楽器です。優しい音から、激しい音まで表現の幅が広く、魅力的な音色を奏でます。今年のオーケストラの曲目では冒頭から注目の楽器です。

◆今につながる日本の近代教育
伊澤修二(1851-1917年)
日本の音楽教育に取り組んだ伊澤修二は、アメリカ留学から帰国後、明治12年(1879年)10月に文部省所属の音楽教育機関、音楽取調掛の初代掛長を務め、「唱歌」の作成に取りかかりました。明治14年(1881年)に日本で最初の『小学唱歌集』を出版し、西洋音階の曲を取り入れた「ちょうちょう」や「蛍の光」(当時の題名は「蛍」)はリズミカルな曲となり日本の近代学校教育の「唱歌」としてはじまりました。『小学校唱歌集』は小学校だけでなく、一般家庭にまで普及し、今日も日本で歌われています。

・伊澤修二記念音楽祭について詳しくは、こちらをご覧ください。(二次元コードは本誌参照)

問合せ:文化交流課 文化交流係

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