伊那市議会は、市民の皆さまに開かれた議会を目指して活動しています。
今年の「市民と議会との意見交換会」は市内6会場で開催し、多くの方にご参加いただきました。
各会場ごとにテーマを設け、皆さまの貴重なご意見をお聞きしましたので、その一部を紹介します。
■7月4日(木)19:00~ 総務文教委員会担当
会場:手良公民館(てらとぴあ)
▽人口減少に伴う新たな地域づくり
(1)地域内の移動手段
(2)自治会(区)のありかた
(3)保育園、小学校、中学校の今後について
・災害時の助け合いが必要。昼は高齢者が多く、一人暮らしの方も多い。
・区費を減額しないと新しい人が区に加入しない。
・高齢者が多く、若手は仕事関係などで区の行事に参加しにくく、区の役員のなり手がない。
・未婚の人が多く、人口減少に繋がっている。
・高齢者の買い物難民が多い。買い物代行や社協などに連絡を取り合ってボランティアを募り取り組んだらどうか。
・今年中学校入学が26名、小学校入学は6名で20名も減っている。今後が心配。
・高校生の送迎が大変。何とかならないか。
・手良には歴史のある名所旧跡があるので活用すると良い。
■7月5日(金)10:00~ 社会委員会担当
会場:伊那公民館
▽認知症に関わる支援について
・認知症後の生き方をみんなで考えたい。
・医療機関や福祉施設、ケアマネ等の情報が不足していて誰に何を聞いたらよいかわからない。
・治療方針や施設など認知症前の本人に意思確認が必要なことがある。
・認知症になってからの活動の場が欲しい。
・認知症サポーター連絡会、家族会など地域で支える活動の充実をして欲しい。
・一人暮らしの方が増え、認知症になった場合の対応が課題として多くなっている。
・おのりな号の活用をして欲しい。
・認知症でも地域で生活できるまちづくりをして欲しい。
・お年寄りが気軽に通う公民館などでの居場所が欲しい。
■7月9日(火)19:00~ 経済建設委員会担当
会場:いなっせ5階
▽伊那北駅周辺のまちづくりについて
・伊那北駅周辺の整備が必要。
(1)駅・駅前交差点への歩道橋設置。
(2)駐停車スペース、駐輪場スペースの拡大が必要なため、駅前ロータリーの拡充整備。
(3)駅舎を機能的にして欲しい。
(4)踏切交差点付近の道幅が狭く渋滞するため、改良工事が必要。
・伊那北駅周辺整備事業について正確な情報や計画、進捗状況について明確に示して欲しい。
・若者も含め、世代を超えた意見交換ができていないのでは。意見を幅広く聞くことが必要ではないか。
・空き店舗などを利用して、駅近辺に若者が集える場所をを作ったらどうか。また、大学生や高校生が運営できるよう活用して欲しい。
・近隣学校の生徒数に見合った公共交通の充実が必要。
■7月11日(木)19:00~ 総務文教委員会担当
会場:長谷総合支所(新庁舎)
▽人口減少に伴う新たな地域づくり
(1)地域内の移動手段
(2)自治会(区)のありかた
(3)保育園、小学校、中学校の今後について
・区役員のなり手不足から区の簡素化が必要である。地域に合った組織づくりが必要だ。場合によっては区の役員なしで取り組むしかない。
・移住者や、Iターンで帰ってきても役職の多さ、濃密な人間関係もあり、自由度がなくなってしまう。
・回覧板を回すのに時間がかかる。デジタル化できないか。
・将来、保育園、小学校、中学校は何とか残って欲しい。
・将来的には長谷中学校は統合を視野に入れていった方が良い。
・子ども教育として地域の歴史教育をもっとやって欲しい。地域を愛していないので皆出て行ってしまう。
・自分は高校生の送迎ボランティアをしている。地域住民が主体的にボランティアなどできるようになると良いのでは。
・おのりな号の利用拡大に向けた体制作りと取組みが必要。
■7月16日(火)19:00~ 経済建設委員会担当
会場:allla(旧伊那消防署)
▽公共施設のあり方について
・活用していない公共施設がある。使用していないと劣化も進んでしまう。市で運営せず、民間に払い下げ、業務委託をすることはできないか。
・企業誘致により近隣市町村からの通勤も多くなり、道路交通整備網や公共交通と足並みがそろっていないため、交通集中による渋滞等の問題が発生している。
・道路舗装の状態が良くない。道路整備のあり方について考える必要がある。
・災害時に橋が落ちてしまい孤立する地域がないように、橋・道路などの再点検が必要ではないか。
・上下水道を健全に保って欲しい。
・公共下水道供用開始区域において、下水道に接続してもらうよう取り組む必要がある。
■7月27日(土)10:00~ 社会委員会担当
会場:福祉まちづくりセンター(山寺)
▽屋内の子どもの遊び場について
・今ある施設や建設予定施設を利活用した場が欲しい。
・雨天時、夏の暑さ対策が可能な場が欲しい。
・多様な興味や年齢で遊べ、大人も楽しめる場が欲しい。
・移住対策も考えた魅力ある屋内の遊び場が欲しい。
・ボール遊びなどの体を動かせる遊び場が欲しい。
・週末に使える空調設備のある遊び場が欲しい。
・若い世代が予算の中で考えて実施できる遊び場が欲しい。
・飲食店などにオムツ換えコーナーが欲しい。ベビーカー等を使える店舗の情報も欲しい。
・LINEやSNS等を活用した意見交換をしたい。
◆参加者の声
・意見を出せないという人がいなかった。
・反対する声をあげる人がなく、思いの一端を語れた。
・良い意見が多く出た様な気がします。自分の気付かないものがありました。
・託児があり、預けることができたので参加が叶いました!
◆今後の対応
・今回いただいた貴重な意見は、市担当部署の対応状況を確認し、各常任委員会で検討の後、報告書としてまとめ、公式ホームページ上に公開するほか、各会場等へ冊子を配布します。
・所管事務調査の流れの一つとして実施していますので、調査内容として集約し、政策提言にいかしていきます。
文責:伊那市議会広報委員会
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