■田畑正敏(たばたまさとし)
▽高遠さくらホテルへのサウナ風呂設置の再提案とインバウンド(訪日外国人)の取込みについて
問:田畑正敏議員…さくらホテルの次のビジネスへの起爆剤として「フィンランド方式の本格的サウナ風呂」の設置を再度提案するが。
答:市長…ホテル周辺のスペース、宿泊客との共用などのハードルが高い。夢は捨てていないので、今後も伊那市観光(株)と検討していきたい。
問:田畑正敏議員…新型コロナウイルスが5類に移行された6月以降のインバウンド宿泊者の利用状況は。
答:商工観光部長…さくらホテルに35人、山小屋に64人である。
▽火の見櫓(やぐら)の老朽化への対応について
問:田畑正敏議員…市内に残っている火の見櫓の設置数と現在の利用状況は。
答:危機管理監…確認されている火の見櫓は70基。ホース掛けに45基、防災無線などに10基が利用されており、15基が利用されていない。
問:田畑正敏議員…火の見櫓の所有及び管理についての市の見解は。
答:市長…設置者は、区または町と思われる。維持管理についても、現状は区などにお願いしている。
■柳川広美(やながわひろみ)
▽学童クラブの運営について
問:柳川広美議員…拡声器を使っている、狭くて混み合っているとの声がある。拡声器は耳の発達に悪影響。1単位25人ぐらいにするべき。おとなしい子も使える学童クラブに。人手不足なら正規職員の派遣をすべき。
答:教育長…拡声器は限定的な使用にしている。指導員に音量や場面など充分に配慮を求めている。指導員の増員は、人員確保、財政面から困難。屋内、屋外、学校施設を使い、グループ分けするなど工夫している。長期休暇は、課の職員が対応することもある。
▽中学校制服をジェンダーレスに
問:柳川広美議員…男女とも制服のスカート・ズボンを選べる、上着も詰め襟、ブレザーを選べるなどにしてはどうか。
答:教育長…性の多様化への理解が深まり、制服の見直しも必要。市内で既に見直しに着手している所もある。男女区別のない運動着を制服代わりに着用することを認めている学校や、スカート・スラックスを選択できる学校もある。
■三石佳代(みついしかよ)
▽福祉施設従事者のサポート体制強化について
問:三石佳代議員…介護施設の人手不足は深刻な状況。サポート体制強化の必要性についてどう考えるか。
答:市長…定期的に意見交換し、協議している。今後も行政ができる支援を研究し、補助事業の周知も図る。
問:三石佳代議員…伊那市が取り組む新産業技術を、介護施設従事者の支援事業としてほしいという要望があるが可能か。
答:市長…高齢者などの外出機会創出目的で内閣府の交付金を受けており、施設入所を必要とする方については、当初から対象としては盛っていない。
▽新たな治水事業の在り方、海への水路開通の検討について
問:三石佳代議員…治水対策は最優先の課題である。ダムによる治水事業は良い方法か。
答:市長…天竜川流域治水のために戸草ダムは必要で、早く進めるべき。
問:三石佳代議員…トンネル技術が進化している。海まで水路開通する新しい治水事業を検討してはどうか。
答:市長…膨大な時間と費用がかかる。ダムが最適だと考える。
■篠塚(しのづか)みどり
▽リトルベビーハンドブック設置について
問:篠塚みどり議員…低出生体重児に対しての配布は。
答:市長…県と共有し、令和6年4月から配布する。1500g以下は全員、2500gまでは希望者に配布する。
▽保育士の確保対策と処遇改善について
問:篠塚みどり議員…保育士の確保対策と処遇改善や、任期付職員の採用は。
答:市長…県内市町村の動向を検討する。保育補助者の活用を更に広げる。任期付職員の採用は、育児休業職員の不足補填に有効であり、研究を行う。
▽国道153号伊那バイパス早期工事再開と、進捗状況について
問:篠塚みどり議員…早期工事再開と進捗状況は。
答:市長…雨水対策や市道上牧笠原線交差点の設計及び地権者との協議を進めている。市として事業が一日も早く進むよう切望している。県へ事業促進を強く要望していきたい。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>