■こころと体の不調に気づいて!自殺に追い込まれないために
自殺は、過労、生活困窮、育児疲れ、介護疲れ、いじめなど、さまざまな理由が絡み合い、追い込まれた時に誰にでも起こりうる危機といわれています。市では、自殺対策計画を策定し「誰も自殺に追い込まれることのない伊那市」の実現を目指し、さまざまな取り組みを行っています。
▽不調への早期対応が重要
眠れない、食欲がないなど、こころと体の不調に対し適切な対処がされないままでいると、うつ病などの精神疾患を発症し、さらに悪化すると自殺につながる恐れが高まります。信頼できる人に相談することや医療機関を受診するなど、早い段階で対処をすることがとても大切です。
▽ゲートキーパーをご存知ですか
市ではゲートキーパー(命の門番)の養成をしています。身近な相手の変化に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことを「ゲートキーパー」といいます。
ゲートキーパーは、特別な資格は不要で誰でもなることができます。長野県のホームページにゲートキーパーの研修動画を掲載していますので、ぜひご覧ください。
早期の相談がとても重要なため、どこに相談したら良いか分からない場合は、健康推進課保健係までご相談ください。
●ゲートキーパーの役割
気づき…眠れない、食欲がない、口数が少ないなどいつもと違う様子家族や仲間の変化に気づいて、声をかける
声かけ…「眠れていますか?」(2週間以上つづく不眠はうつのサイン)「何か悩んでる?よかったら、話して。」
傾聴…
・本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
・心配していることを伝え、相手の感情を否定せず誠実に
つなぎ…早めに専門家に相談するように促す
見守り…温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
問合せ:健康推進課 保健係
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