■西箕輪 フォトコンテスト[西箕輪公民館]
今年度、西箕輪公民館では「西箕輪フォトコンテスト」を初めて開催しました。
このコンテストの目的は「西箕輪の魅力の再発見」。様々な目線から見た西箕輪の見所や大切な日常を写真にすることで、西箕輪の魅力を互いに共有したいという願いから企画しました。
写真の募集をしたところ、小中学生から高齢者まで多くの方々に応募いただきました。応募された写真は様々で、普段の通学路や大きなリンゴの写真、地区の行事の様子など、色とりどりの西箕輪が見られました。
写真は文化祭ですべて展示し、来場者による人気投票を行いました。来場者からは「見慣れた風景も写真になると様になる」「車で通り過ぎていた場所にこんな景色があるとは知らなかった」などの声が聞かれました。
募集の要件は「西箕輪で撮った写真」だけです。来年度は、あなたからみた西箕輪をぜひ教えてください。
■大人の毛筆習字教室[西春近公民館]
麻雀教室を新設して一息ついていたら、今度は「筆字を習いたい」「小中学校の習字を何十年ぶりにやってみたい」という声が寄せられて、習字教室を開設することになりました。講師は館長が務めます。とは言え成人の方々を指導した経験もなく、何から始めてよいのやらと不安だらけのスタートでした。
受講生は10人が集まり、手本は中学校書写の教科書を調達しました。ある手引書には、「大人の習字は行書からがいい」という案内があり、よしこれだと「月光」「調和」「紅花」といった二文字の行書から始めました。真っ白な半紙に向かう非日常というのは、なかなかどうして心地よいもののようです。最後にホワイトボードに掲げられた各自の作品を鑑賞しながら、互いに讃え合って教室が終了します。公民館の文化祭にも展示することができました。書が身近にある日常を大切にしたいものです。
■高遠町桜大学 小平奈緒さん講演会[高遠町公民館]
小平奈緒さんを講師に、高遠町桜大学を開講しました。「人とつながる」という演題で、競技を始めたきっかけや現役時代のエピソード、困難に出会った時の自分自身との向き合い方などについて語っていただきました。
平昌五輪を「幼いころからずっと夢に見た金メダルを獲得できた大会」と振り返りつつ、その後も連勝を重ねる中で、メダルの色や順位で評価される苦悩があったことも話してくださいました。2大会連続のメダルが期待された北京五輪で結果が出せなかったことにも触れ、「メダルを取れる人は一握りでも、やり遂げることは全員ができると気づいた」とも語っていました。
最後に、「目標は生き方を充実させる手段として必要だが、人生のゴールにすると思い悩んでしまう。どんな時も私らしく誇り高く生きていくことが支えになり、人とつながっていくことができた道だった」とまとめてくださいました。
超一流の人から聞く話は、紛れもなく聴講者の皆さんの心に響くものでした。
■長谷さんぽ[長谷公民館]
令和5年度の新規講座のひとつに、行先を長谷地区内に限定し、いろいろな場所を巡って長谷の良さを再発見する「長谷さんぽ」を実施しました。
5月には非持地区にある「長谷アルプスフォトギャラリー」と「蔵ZEN」を、6月には中尾地区の「辻の石仏群・秋葉街道の白衣観音」と黒河内地区の「木楽茶屋」、10月には三峰川の上流にある「巫女淵・延命水」と杉島地区の「奥原菓子店」を訪ね、視覚と味覚で長谷を満喫しました。
また、特別編として10月に「鹿嶺高原」の散策も企画しましたが、生憎の天候で中止となってしまいました。参加者からは「普段見慣れた場所や景色にも新しい発見があって楽しめた」と感想がありました。自動車で片道1時間かかる場所もあり、改めて長谷の広さを感じる講座となりました。
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