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議会だより-6月伊那市議会定例会 一般質問から(3)

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長野県伊那市

■唐澤千明(からさわちあき)
▽高校再編に伴う地域づくりについて
問:唐澤千明議員…高校再編により伊那北駅からの生徒の流れや車の流れが増す中、駅前交差点の大規模な改良が必要だが考えを。
答:市長…JR東海とも意見交換している。技術新校開校後には、今の通路や交差点スペースだけで安全を確保するのは難しい。安全第一で使いやすい駅前広場、自由通路、歩道橋や右折レーンなどの整備など、総合的に実現性を検討していく。

問:唐澤千明議員…若手職員中心のまちづくりプロジェクトチームの活動状況と今後のまちづくりに、皆で連携し見える形で発信していくことが重要だが考えを。
答:市長…このプロジェクトチームは、2月に素案をまとめた。7月には準備会が始まり、8月には協議会を設立する中で、様々な皆さんの意見を聞いて取り組んでいく。

▽木造住宅の安全確保について
問:唐澤千明議員…所有者が分かっている危険な空き家の解体に、行政が関わり解体することが重要だが考えを。
答:市長…空き家の解体は、原則として所有者が行うべきだが、判明した場合、危険度の高い空き家は特定空き家に指定し、指導・助言などの措置を講じ、改善が見込まれなければ代執行となる。解体費は、所有者に請求する。なお、判明していない場合、相続人調査が必要になり、裁判所の手続きを進め、解体することになる。

■白鳥敏明(しろとりとしあき)
▽子育て支援施策の更なる充実について
問:白鳥敏明議員…育児休業取得による未満児の育休退園制度廃止の検討を。
答:市長…育休退園制度廃止は、保育士確保が課題ですぐには行えない。来年度は10名程の正規職員保育士の採用を予定している。まずは未満児の入園キャンセル待ち解消に努めていきたい。

問:白鳥敏明議員…自転車で通学する中学生の6km未満も含めた全自転車通学生に、年間1万円の補助制度の検討を。
答:教育長…国の基準に基づき、市の遠距離通学費補助金要綱で定め、支出している。補助基準の6km以上に満たない所への支出ができないことは、やむを得ないことである。今後の子育て支援策の全体の中で整理し、検討していきたい。

問:白鳥敏明議員…現在計画中の美原防災スポーツパーク(仮称)に、雨天でも子どもが遊べる場所の創設の検討を。
答:市長…本施設は、平時は屋内体育施設として、災害時には防災拠点施設として利用する施設として整備を進めている。球技練習場と子どもの遊び場との共存は危険であるため、施設を利用していないときに子どもたちが利用できるよう柔軟な対応を考えていきたい。施設には、子どもが遊べる簡易なニュースポーツ用品や道具などの配備も検討している。

■小林眞由美(こばやしまゆみ)
▽マイナンバーカードの健康保険証利用について
問:小林眞由美議員…令和6年12月2日からは健康保険証が廃止され、マイナンバーカードの健康保険証(マイナ保険証)利用に移行されるが、マイナンバーカード申請交付状況は。
答:市民生活部長…本年5月末の交付率は80・1%で、保有率は72・8%である。

問:小林眞由美議員…12月までの間、医療機関や薬局でのマイナ保険証利用拡大促進と市民への丁寧な利用方法などの説明及び積極的な広報を。
答:市長…国民健康保険税納税通知書などにマイナ保険証利用のメリットの説明を同封したほか、マイナンバーカードへの保険証未登録者で登録希望者には登録支援を行っている。
マイナ保険証利用拡大、健康保険証廃止の呼びかけは、市報や伊那市公式ホームページへの掲載に合わせて、マイナ保険証の使用方法を含めた広報番組を作成し、窓口案内システムでも放映する。
7月の健康保険証更新時には、マイナ保険証についてのパンフレットを作成し、同封する予定。

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