■思いやりが環(めぐ)る豊かな島
▽三宅村はこんなところ
三宅島は、東京から南へ約180キロ離れた伊豆諸島に位置し、周囲は約38キロで山手線と同程度の大きさです。島は活発な火山島であり、昭和15年の噴火でできた「ひょうたん山」や昭和58年の噴火でできた「新鼻新山」、平成12年の噴火の土石流によって埋まった「椎取神社」など、さまざまな場所があります。
特に阿古地区にある火山体験遊歩道では、昭和58年の噴火による溶岩で埋まった旧阿古(あこ)小中学校が当時のままの姿で残っていて、噴火のすごさを間近で見ることができます。
▽バードアイランド三宅島
三宅島は別名バードアイランドといわれていて、国の天然記念物であり、三宅村の鳥でもある「アカコッコ」をはじめ、鳥の中で独自の進化をした「オーストンヤマガラ」や「タネコマドリ」など、250種類を超える野鳥が確認されています。これらの野鳥のさえずりは、島のどこでも聞くことができますが、特に「大路池」では、多くのさえずりが聞こえてくると思います。
・伊豆岬(いずみさき)…伊豆岬は過去の噴火で堆積した地層を観察できます。明治時代に建造された四角い白い灯台が目印です。
・大路池(たいろいけ)…大路池は、約2,500年前の噴火で生じた火口湖です。伊豆諸島最大の湖で、野鳥の楽園ともいわれています。
・明日葉(あしたば)の天ぷら…明日葉は、発育が早く「今日摘んでも明日には新しい芽が出る」といわれることからこの名が付きました。天ぷらにすると明日葉の苦みが減っておいしく食べられます。明日葉の新芽の天ぷらは絶品で、島に来ないと食べられません!
・アカコッコ…アカコッコは、伊豆諸島とトカラ列島のみで繁殖する日本固有のツグミの仲間です。スズメの倍くらいの大きさの鳥で、赤いおなかと黒い顔がポイントです。三宅村の鳥で国の天然記念物として指定されています。
※詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。
問合せ:
伊那市ー三宅村との交流に関すること…伊那市 文化交流課
三宅村の友好都市に関すること…三宅村 総務課【電話】04994-5-0981
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