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[特集]「みんなで描いた」9年後の塩尻市はどんなまち?(1)

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長野県塩尻市

■―しおじり未来投資戦略(第六次塩尻市総合計画)―
私たちの暮らしの質と幸福感を向上させるまちづくりの指針として、令和6年度から14年度までを期間とする「しおじり未来投資戦略」がスタートします。

◎目指す都市像
[多彩な暮らし、叶えるまち。ー田園都市しおじりー]
この都市像には、お互いや地域を支え、課題の解決に挑戦したい市内外の人々がつながり、応援されることで新たな価値を生み出し、それぞれの暮らしの質と幸福感の向上を実現するという想いが込められています。

◆未来投資戦略ってなに?
しおじり未来投資戦略(第六次塩尻市総合計画)は、本市の未来のありたい姿を示し、これを達成するための政策をまとめたものです。これからの9年間は、このしおじり未来投資戦略に沿って市政を運営していきます。
本市はこれまで、市民アンケートやワークショップ、地区ごとのタウンミーティング、高校生との対話など、2年間にわたって皆さんの意見を聞きながら計画を練ってきました。今回は、皆さんと一緒に叶えていく未来のありたい姿や、計画の概要をご紹介します。

▽未来を考える上で大切にしていることは?
現在と未来の市民の「暮らしの質」と「幸福感」を大切にしていきます。これまで本市では、地域の活力のバロメーターとして総人口や、暮らしの満足度などで成果を推し量ってきました。令和6年度からはこれらに加えて、市民幸福度という主観的な幸福感を測り、市民の幸福の総量を増やしていくことを目指しています。これは近年、身体的、精神的、社会的に良好な状態の実現という「ウェルビーイング」という考え方に基づいています。

▽どのように実現する計画になっているの?
三つの方針(基本戦略)、九つの戦略分野と本市の未来のありたい姿を、9年間共通の長期戦略として定め、3年間ごとの中期戦略によって段階的に実行していく内容になっています。

[三つの基本戦略]

[長期戦略9年]

次のページからは基本戦略と第1期中期戦略の主な施策を詳しく見ていきます。

◆基本戦略A[未来共育 次世代とともに学び成長し、ワクワクして暮らす]
▽戦略分野1 パートナーシップ・子育て
・未来のありたい姿
一人ひとりや家族の多様性についての理解のもと、家庭環境によらず子どもと家族が応援され、安心して暮らせるまち

第1期(令和6~8年度)中期戦略
・施策1-1…子どもを持ちたいときや乳幼児期に必要なことを知り、発育・発達の支援を受けられる
・施策1-4…ライフスタイルに合う預け先があることで、家庭で子どもと過ごす時間がより充実できる
・施策1-5…子ども・家庭へのきめ細やかな相談・支援がある

▽戦略分野2 学校教育・学びの環境
・未来のありたい姿
子どもたちがワクワクする学びを自ら発見できるとともに、友人や関わる人たちと共感でき、「塩尻に帰ってきたい」と思う体験ができるまち

第1期(令和6~8年度)中期戦略
・施策2-1…「考える」「対話する」「共感する」「触れる」「活用する」体験を通して深い学びができる
・施策2-3…心身の成長を支える安全安心な学校環境がある
・施策2-5…きめ細やかな支援による平等な学習機会が提供される

▽戦略分野3 伝統・文化芸術・スポーツ・生涯学習
・未来のありたい姿
一人ひとりが日常を離れ好きな活動で自身と次世代の笑顔あふれる豊かな生活をつくり、このことが新たなつながりを生んでいるまち

第1期(令和6~8年度)中期戦略
・施策3-3…本をはじめ新たな情報や知識に触れ、探索・体験する機会がある
・施策3-5…文化財などが知られ、保存・活用されるとともに、他分野と横断的につながり、相互に知る機会が得られる

[interview]まちのことは自分のこと。行政と力を合わせ進んでいく
私は5年前に他県から移住してきました。塩尻はとても多様性があり、新しいことに積極的に挑戦していくまちで、自分たちのまちを良くしていこうと考えている人が多いと感じます。今回の計画には、ありたい未来をつくるために「市民ができること」という項目があります。私たち市民一人ひとりが「まちのことは自分のこと」という意識を持ち、行政と市民が一体となって進むことで、より良い塩尻を目指せると思います。ぜひ一度戦略に目を通し、自分たちができる小さな一歩を踏み出したいですね。
総合計画審議会委員 横山 暁一さん

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