本市が力を入れる広聴と広報や、市長による発信力の強化について、8月号に引き続きお知らせします。
■就任以来、市長への手紙は増加傾向に
「徹底した対話と現場主義」を掲げる百瀬敬市長の就任後、市民が市政に提案などを行う「市長への手紙」は増え続け、暮らしや市政に関する多数の声が届いています。
市長への手紙は百瀬市長自身が確認し、自分で返事を書くほか、担当課に対応を指示するなど、速やかな対応を心掛けています。
匿名の手紙のために回答できない場合や、事実確認ができないものもありますが、市としての現状認識をお伝えしたり、改善をしたりするなど、市民との対話が進んでいます。
■市民の声をできるだけホームページで公開
徹底した対話を進めるためには、市民とのやりとりを可能な限り公開することが必要です。そうすることで重複した質問が省略でき、さらに深い対話が進められるからです。
市ホームページでは、個人情報を削除した上でメールや手紙の概要と市の回答について掲載してきましたが、今年度からはさらに掲載数を増やしています。
市役所に寄せられるメールの本文には、「子ども」「学校」「接種」「ごみ」「環境」「公園」「道路」などの単語が多く用いられ、皆さんの関心の多くが暮らしに関するものであることが分かります。
皆さんの暮らしに最も身近な行政機関としての説明責任を果たすため、今後も広聴と広報に力を入れていきます。
■市長への手紙で、ご意見やご提案をお寄せください
◇書き方
任意様式の用紙か市役所1階市民ホールにある専用様式にお書きください。
送付先:市役所1階市民ホールの投函箱に入れるか、切手を貼って市役所にご郵送ください。
■市長への手紙を分析しました
◇分野別の割合
分野別では、子育て・教育関係が最も多く、次に道路・交通・公園関係や健康・福祉関係が占めています。
◇提出件数の推移
市長への手紙の件数は、百瀬市長就任前後で2倍近くに増加。暮らしに関わる多くの声が届いています。
◎市民の声を分野ごとに分類し、掲載しています
■市民との対話や市長による発信を進めています
◇[4年10月]
「市長と語ろう!」と題して全10地区で開催したタウンミーティング。片丘地区では、「不登校の子どもたちへの対応に知識がある人を学校に登用してほしい」などの声。市長からは「一人ひとりに寄り添った支援に取り組んでいく」との説明があり、5年度から「子と親の心の支援員」を増員しました。
◇[5年6月]
子育て世代の皆さんと市長が語り合いました。会場からは「子育て支援センターで、信頼できる職員がいる中で子どもを預けられたらいい」との提案。これを受け6年度から、自宅などのみだったファミリーサポート事業が、子育て支援センターでも実施可能に。より子どもを預けやすい環境が整いました。
◇[5年6月]
市長が足を運ぶ「どこでも市長室」の初回は、堅石区で農業について対話。参加者から「農業を始めるにはお金がかかる。初期投資の補助があれば」などの意見があり、市長は65歳未満の新規就農者向けの補助金などについて説明。市長と市民団体が直接対話する場がスタートし、これまでに10回開催しています。
◇[5年7月]
第六次塩尻市総合計画と都市計画マスタープランについての全地区タウンミーティング。塩尻東地区では「国道153号を歩くのが危険」などの意見が出たため、6年9月公表の都市計画マスタープランの地区別構想に「安全で快適に暮らし続けられるまちづくり」などの文言を盛り込んでいます。
◇[5年8月]
第六次塩尻市総合計画と都市計画マスタープランについての全地区タウンミーティング。大門地区では「店がなくなってきていることは課題」「若い人が集まらないと他の世代も来ない」などの声。その後、大門商店街の有志との意見交換などを始め、6年度には中心市街地活性化に向けた勉強会が始まりました。
◇[6年8月]
高校生世代に呼び掛け、「10年後も地域の皆さんが幸せであるために、今できること」をテーマにしたタウンミーティングを開催。参加者からは「コロナ禍で減ってしまった地域行事が恋しい」「もっと世代間交流ができれば」などの意見。地域共生社会に欠かせない大切な視点を、高校生世代と市長が共有しました。
問合せ:秘書広報課広報広聴係
【電話】(直)0263-52-0333
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