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自治体の皆さまへ

令和6年度 地区懇談会を開催しました!(2)

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長野県天龍村

Q 農地所有者のほとんどが高齢者であり、今後、この様な農地を担ってもらうのは天龍農林業公社ではないのかと思っている。農林業公社の現状や課題、今後の対策について聞きたい。(原集会施設:70代男性)
A 天龍農林業公社は、遊休荒廃農地を防止するために、みなさんから農地をお預かりして、管理と保全を行っていくことを主な目的として設立した会社です。このため、お預かりした農地で農作物を栽培し販売していくことが主な事業となりますが、地形的な影響などもあり大規模な農業経営が実施できないことや、従業員の高齢化に加え新たな従業員の応募もないために非常に厳しい状況にあります。現在、公社では収益を上げるための新たな栽培品目として、信州の伝統野菜に選定されました「十久保南蛮」の栽培面積を増やしています。また、今後、冬場の農閑期に収益を得ることができる「コーヒー」のハウス栽培について企業から提案をいただいていますので検討を進めています。さらには、林業にも注力し、シイタケなどの林産物の栽培も検討するなど、今年度は様々なことに挑戦をしていきたいと考えています。しかし、この様な事業を進めていくためには公社で働いていただける方を確保しなければいけませんが、従業員の確保が非常に困難な状況でありますので、農業に関心のある若者などを雇用できるよう大学生などへの広報もしていきたいと考えています。みなさんのお知り合いで農林業公社において働いていただける方がおられましたらご紹介いただきますようお願いします。

Q 大河内地区には天龍農林業公社で6世帯ほどの農地を耕作してもらっているが、地区住民の減少や高齢化も進んでいるため、移住定住施策として農林業公社の従業員を募集し、地区で居住してもらうことはできるのか。(大河内多目的集会施設:70代男性)
A 天龍農林業公社の従業員を募集していますが、応募がされない状況のため、地域おこし協力隊制度を活用したところ大学生による職場体験の応募があり、8月から10月まで公社に従事していただきました。引き続き、様々な取り組みを行いながら移住政策を進めていきます。

Q 村道明ケ島線平畑地籍の災害復旧工事は、令和6年3月まで(令和5年度中)の工事期間となっていたが延期された理由を教えてもらいたい。(大久那集会施設:50代男性)
A 令和5年度は災害が多く発生したことや請負業者の人手不足もあり、村道明ケ島線平畑地籍を含めて、工事期間を延ばさせていただいた箇所がありました。村では、工事の入札を行う際に事業者へ工事期間を守っていただくことを伝えています。また、工事を発注する場合は、早い時期の発注や工事時期の平準化に向けた取り組みも進めていきますが、やむを得ず工事期間を延ばさせていただく場合もありますので、ご理解をお願いいたします。

Q 主要地方道飯田富山佐久間線の倉の平地籍で災害復旧工事があり、村道天龍左岸線が迂回路として使用されたが道幅が狭く苦慮したので自動車の避けあい場所などの確保をしてもらいたい。(坂部活性化施設:70代男性)
A 村道天龍左岸線は、今後、中井侍地区で実施される国の地すべり対策事業の進入路として利用されることになり自動車の往来が増えることにもなりますので、国へ避けあいができる場所の確保を要望していきたいと考えています。あわせて、避けあい場所の標示などにつきましても配慮させていただきます。

Q 国道418号の福島トンネル付近で道路の改良工事が行われているが、完成後はどの様な通行方法となるのか。(中井侍集会施設:80代男性)
A 現在、主要地方道飯田富山佐久間線と国道418号が交差する箇所の工事が進められており、飯田建設事務所より工事の完成予定は令和7年3月と聞いています。また、工事完成後は、県境から福島方面へ向かう主要地方道飯田富山佐久間線に一時停止線が設けられ、国道418号と直角に交差することを聞いています。

Q 中組地区の笠井島地籍にある土捨て場は、運搬された土などが整理されて置かれておらず、草も生い茂っているため、適切な管理をしてもらいたい。(中組集会施設:70代男性)
A 土砂などの置き場所として利用している事業者などに適切な管理などを実施してもらうことを依頼しました。

Q 地区内の国道や村道などを、制限速度を超えて走行する車両が頻繁にある。危険であるので対策を行ってもらいたい。(鶯巣活性化施設:50代~80代男性)
A 天龍村は、本年の7月2日をもって交通死亡事故ゼロ1万日を達成し、8月4日には、さらに交通安全の推進に向けた交通安全大会を開催しました。引き続き、阿南警察署や阿南交通安全協会天龍支部ほか関係されるみなさんに協力を得ながら啓発活動に努めていきます。

Q 以前、地区に村外から不審な者が来て盗難の被害が発生したことがあった。また、高齢者も多くなっている。このため、防犯や高齢者の見守りにも役立てることができる防犯カメラの設置を検討してもらいたい。(坂部活性化施設:70代男性)
A 長野県警察においても、街頭用防犯カメラの設置が促進されていますので、補助事業を活用しながら村内の所要な箇所への設置を検討していきます。カメラを設置する場合は、地権者の方や周辺にお住いのみなさんの同意が必要になりますので、ご協力をお願いします。

Q 村職員の募集が行われているが、採用は順調に進んでいるか。(原集会施設:30代男性・戸口集会施設80代男性)
A 村では、令和7年4月採用の保育士・保健師・介護支援専門員・一般行政職職員の募集を行っていますが、数年前と比較をして応募者が少ない状況にあります。特に、資格が必要な職種の応募者がいないため、保育士につきましては大学に出向いての働きかけ、保健師につきましては南信州圏域の市町村による共同募集などを行っています。このことは、天龍村だけではなく周辺の自治体も同様な状況であると聞いていますので、危機感を持っています。引き続き、村の魅力を発信するとともに関係機関への働きかけなどを実施して職員の採用を進めていきたいと考えています。みなさんのお知り合いにもご案内いただきますようお願いします。

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