【幸地 慶 隊員】
(空き家対策、おためし住宅管理)
こんにちは!山形村地域おこし協力隊の幸地です。夏真っ盛りですね。山形村でも日中は厳しい暑さを感じます。ここ数年で村内でもエアコンを設置する家庭が増えてきたみたいです。昔は夏でも涼しかったのでしょうか。着任してから約1年と半年、夏は2回目となります。今年は梅雨が遅く、去年とはまた様子の違う夏に感じます。
◇相続登記・空き家利活用セミナーの開催
さて、活動の方では、5月から6月にかけて朝日村・山形村共同での相続登記・空き家利活用セミナーを開催しました。相続登記セミナーの方では、司法書士をお招きして、今年の4月からスタートしました、相続登記の義務化について講演していただきました。空き家利活用セミナーの方では、宅地建物取引士をお招きして、空き家相談の実例や空き家の利活用方法等を講演していただきました。どちらも、多くのご参加をいただきました。相続登記の義務化もいよいよ開始となり、より一層空き家の注目度が高くなることが見込まれます。空き家でお困りの方はぜひ、ご相談ください。役場企画振興課に幸地がおります。
◇今年度の空き家バンク登録数・短期おためし住宅稼働率
また、今年度の空き家バンクの登録数は8月現在で、3件ありました。昨年度の登録数が、8件でしたので、やや好調のように思います。短期おためし住宅の方は、稼働率が約61%(8月31日時点、日数は4月1日から8月31日まで)です。山形村への移住に興味がある方が一定数いることがうかがえます。一方で、おためし住宅利用者からよく聞かれるのが「賃貸の空き家はありませんか?」という質問です。現状では賃貸の空き家はあまり出てこない印象です。所有者としては空き家を手放したい意向があり、売却を検討される方が多い一方で、空き家を活用したい側(ここでは移住検討者)は移住に際して、空き家の購入はハードルが高く、賃貸(よく聞かれるのは平屋の一軒家)でまずは試しに住んでみたいと考える傾向があるように思います。また、移住検討者の方には二拠点生活を考えている方が少なからずいることが分かり、移住の形も様々であると勉強になりました。空き家には様々な問題があるように思いますが、地道に活動していこうと思います。
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