■「聞き書き甲子園」の取材が木祖村で行われました
全国の高校生が、農山漁村で暮らす「森・川・海」の名人を訪ね、その知恵や技術、生きざまを一対一で「聞き書き」し、冊子にまとめて発信する事業である「聞き書き甲子園」の取材が9月~11月にかけて村内で行われました。
今年度木祖村では、「お六櫛づくり」「漬物・郷土料理づくり」「木材加工」「狩猟」の分野で6名の方に「名人」としてご協力いただき、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、長野県から6名の高校生が来村し「聞き書き」取材を行いました。
令和6年3月下旬に成果発表会が開催され、優秀作品に選ばれた高校生には文部科学大臣賞や環境大臣賞が授与されます。冊子は4月下旬に完成する予定です。
◇千葉県私立八千代松陰高等学校 2年 加藤 那奈美さん
取材を通し名人の伝統を守り伝えていく姿にとても感銘を受けました。聞き書き甲子園に参加し、木祖村という村を知ることが出来て光栄です。
◇長野県上伊那農業高校 1年 竹松 友吾さん
このような経験は今までになく、とても緊張しましたが、篠原さんが分かりやすく丁寧にお話をしてくださったので、リラックスして対話ができました。今回の経験を大切に将来に活かしていきたいです。
◇埼玉県立小川高等学校 2年 飯島 愛花さん
今回、聞き書き甲子園に参加してみて、とても楽しくいい経験ができました。地元ではなく知らない土地で知らない人に取材をするので、楽しみと緊張と不安もありました。でも、寺平さんとお話をしてみてとても優しく明るい方だったので楽しく取材することができました。取材を通して、寺平さんの幼少期の話やご家族の話や漬物についてなどたくさんお話しすることができました。お話をしている時には、2人でお茶をしながら話していました。楽しくて時間がすぐに経ってしまい、帰るのが惜しかったです。そして帰る時に白菜や漬物を持たせてくれました。とても嬉しかったです。2回の取材を通して、寺平さんの思いや人柄に魅力を感じました。その魅力が少しでも誰かに伝わるように作品を作りました。
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