■部活動の地域移行について
部活動は、生徒たちが学校という身近な場所でスポーツや文化芸術活動に親しみ、体力や技能の向上を図りながら、生徒同士や生徒と教師等との好ましい人間関係の構築、連帯感・達成感を育む活動として我が国に定着してきました。
しかし、生徒数の減少による活動の停滞や教師が専門でない競技の担当となることでの経験不足、休日の指導や大会の引率などの負担増加など解決すべき課題が生じています。
そのため、地域において、生涯にわたって子どもたちがスポーツ・文化芸術に親しめる環境の構築と教職員の働き方改革を推進し、学校教育の質の向上を図ることを目的に、東御市においても、国や県が示す指針やスケジュールを基に、部活動の地域移行を進めていきます。
◆部活動の地域移行について(概要)
[1]東御市部活動地域移行検討会が発足しました
第1回検討会(令和6年5月27日)
内容:
・国や県の動きを確認
・各中学校の部活動の現状を確認
・課題の共有
第2回検討会(令和6年8月22日)
内容:
・先行自治体の事例共有
・これからの方向性について検討
検討会メンバー
・中学校長
・中学校部活動係(教員)
・小中PTA代表
・部活動指導員経験者
・東御市スポーツ協会
・東御市文化協会
・Sany TOMI
・身体教育医学研究所 など
[2]東御市部活動地域移行検討会等で出された意見
会費など保護者の負担はどうなるの?
保護者の方の負担については、会費のほか、お子さんの送迎などを見込んでいます。会費等については、他自治体の先行事例を参考にしたり、モデルケースの効果検証をしたりしたうえで、適切に決定していきます。
保護者の方への周知については?
競技ごとに個別で周知を行うほか、保護者会や保護者通知により説明を行っていきます。また、市のホームページや広報などを活用し、市民の皆様にも広く周知していきます。
[3]令和6年度に取り組むこと
(1)統括コーディネーターの配置
部活動の地域移行を円滑に進めていくため、行政や学校、保護者、地域クラブ等と連絡調整等を担う統括コーディネーターを配置します。
▽主な業務内容
・個々の部活動の課題の把握
・地域クラブが持続的に運営されるための体制構築
・地域指導者の発掘・育成、活動場所の確保等
(2)モデルケースの試行実施
モデルケースを実施していくことで、課題を見出し、他の部活動への波及効果を目指していきます。
◆今後のスケジュール
問い合わせ先:東御市教育委員会事務局(教育課学校教育係)
【電話】64-5879
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