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自治体の皆さまへ

生き活き 長生き健康とうみ

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長野県東御市

■わかっちゃいるけど…やれそうになれる情報 最終回
◆ナッジで健康に
ナッジは「そっと後押しする」を意味する英語です。人間、誰もが持っている「心の癖」を上手く利用して「わかっちゃいるけど、やれない。」ことを、強制することなく、自然とよい行動ができるようにさりげなく導く手法です。
例えば、スーパーでエスカレーターと階段が並んでいたとき、ついラクなエスカレーターを選びがちですが、階段に「ここまで登って〇kcal」と表記したところ、階段を利用する人が増えたという事例があります。

◆スラッジに気をつけて
世の中にはナッジを逆手に使って、望ましくない選択へ導かれてしまうことも多々あります。
例えば、レジ前のチョコレートや目立つ棚のポテトチップス、視線の高さの商品はつい手に取ってしまいがちです。アプリやサービスなども入会は簡単なのに退会は手続きが複雑でわかりにくい。購入ボタンより定期購入ボタンが目立つデザインにされているなど、負のナッジを「スラッジ(汚泥)」とも呼び、見抜く力をつけることが大切です。

◆セルフナッジでよい習慣へ
自分自身にもナッジを使って、自然に健康的な行動へと自分を後押しすることで、意志の力や我慢だけに頼るのではなく、よい習慣へと導いてくれる手法を紹介します。
▽近づける・遠ざける
本当はやりたいこと→もっと手軽に簡単にできないか?と考える。運動したいのであれば、ウォーキングシューズを玄関に常に置いておく。やっちゃダメなこと→もっと不便に難しくすることはできないか?と考える。つい食べすぎてしまうお菓子は、戸棚の奥にしまって物理的に遠ざけたり、そもそもお菓子を買ってしまう商品棚の前は通らない。

▽考え方を変える
運動がよいのはわかるが、面倒でツライという人には、動いた分だけ、寿命が伸びていくイメージを持てば、運動を始めるのもラクになりそう。

▽貼り紙を活用する
目標体重を冷蔵庫に貼って思い出すことで、誘惑を避けられるなど、自分の環境に合わせて、ラクに続けることができるセルフナッジを、楽しみながら考えてみるのもいいかもしれません。

文責:(公財)身体教育医学研究所

問合せ:健康保健課
【電話】64-8883

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