子ども第三の居場所とは、様々な困難を抱える子どもたちが、地域の中で「孤立」「孤独」に陥ることが無いように、多くの人とつながり、社会性や豊かな人間性を育み、将来の自立に向けて必要となる資質・能力を身につけていくための「家でも学校でもない居場所」です。
市では、次代を担う子どもたちを誰一人として取り残すことなく、健やかな育ちを応援していきます。
◇〝生きづらさ〟を抱える子どもが増加しています。
今日「生きづらさ」という言葉が、青少年問題によく使われています。
子どもたちが「生きづらさ」を抱えてしまう原因は、虐待やいじめ、家庭環境などから生じることもあれば、自分に自信がもてない気持ちや無力感の高まりから生じてしまうこともあります。いずれも周囲の対人関係から強い負荷がかかり、その結果、不登校やひきこもりなどにつながってきています。
また「生きづらさ」とは、将来への展望が描けない疎外された孤立状態を指しているといわれています。
子どもたちは家庭を基盤として、地域や学校など様々な場所において、安全・安心な環境のもと、様々な大人や同年齢・異年齢の子ども同士との関わりの中で多くの経験をしながら成長する存在です。
しかし、近年は地域のつながりの希薄化、少子化の進展により、子ども同士が遊び、育ち、学び合う機会が減少しており、子どもがコミュニティの中で育つことが難しくなっています。
様々な困難を抱えている子どもたちには、安心して過ごすことができ、ありのままの自分でいられる居場所が求められています。
◇ありのままの自分でいられる場所 それが「第三の居場所」です。
「子ども第三の居場所」は、子どもたちが集うもう一つのお家です。
信頼できるスタッフや、友達とたくさんの時間を共有する中で、人とつながり、ふれあい、社会性や人間性を育み、将来の自立につながる力を身につけることを目指しています。
そしてここでは、子どもたちの主体的な遊びを提供するとともに、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣・学習習慣などを育んでいきます。
子どもサポートセンターでは、子どもたちの気持ちに寄り添いながら、多様なニーズを受け止め、居場所スタッフと一緒に子どもと向き合い、子どもたちの一人ひとりが〝自分の居場所〟と感じられる場所となるように支えていきます。
安心してご利用ください。
◇大切なのは、子どもたちが「社会を生き抜く力」をつけること
〝生きづらさ〟を抱える子どもたちの中には、発達に特性があったり、学校等に馴染めない子どもたちがいます。
そのような子どもたちの苦しさは周囲に理解されづらいため、悩みや不安を抱えてしまって孤独につながっている可能性があります。
子ども第三の居場所は、そうした子どもたちが安心して過ごすことのできる居場所になりたいと思っています。
一人ひとりの子どもたちが周囲から認められ、自信を持てるようになる、また自分の意思が発信できて、楽しみ・やりがいが持てるようになる、失敗しても〝大丈夫だよ〟と受け止めてくれる大人がいてそこから一歩踏み出せる…。
私たちは、それぞれの子どもの「生きる力を伸ばす」ことができるように、子どもが耳を傾けたり、納得できたりするタイミングを待ちながら、本人のライフステージを見据えた長い目で関わり続けていきます。
◆「子ども第三の居場所」は子どもたちそれぞれのニーズ応じた“居場所”の1つです
◆子どもが安心して過ごせる3つ目の居場所
愛称は ゆめぽけっと・とうみです!
問い合わせ先:子どもサポートセンター(子ども家庭支援課)
【電話】71-0450
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