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一粒から広がる可能性 とうみ巨峰倶楽部が始まりました

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長野県東御市

■とうみ巨峰倶楽部とは?
1956年に栽培が始まり、市を代表する作物として育まれてきた〝巨峰〟。その栽培・研究による技術の向上から、多種多様なぶどう産業が発展し、今日までの市の農畜産物の産地が形成されてきました。
今年度、市は発足20周年を迎え、改めて市を代表する作物〝巨峰〟にスポットをあて、これからを担う子どもたちが、巨峰の栽培から販売までの課程を通し地域の農業を学び・体験できるとうみ巨峰倶楽部を立ち上げました。この活動は、県の元気づくり支援金を活用し「「ほどよく、田舎。とうみ」のぶどう◎(にじゅうまる)」事業として運営されます。
10年後、20年後も「ほどよく、田舎。とうみ」のぶどうを中心とした農畜産物が、とうみブランドとして市内外から認知されて、愛される未来となるよう活動していきたいと考えています。

■どんなことをするの?
とうみ巨峰倶楽部員は、小学校4年生から中学校3年生までの児童・生徒を対象とし、地域とのつながりの構築や市を代表するぶどうを中心とした農畜産物を身近に感じてもらうことを目的としています。
クラブ活動は、信州うえだ農業協同組合や生産者と連携しながら、ぶどう栽培やワークショップ、巨峰の王国まつりでの販売体験をします。

◇主な活動
7月
・畑見学
・粒抜き
・袋かけ

8月
・販売促進企画検討
・生産者への取材
・ぶどうのスケッチ教室

9月
・収穫
・巨峰の王国まつりでのPR活動と販売体験

■活動がスタート
7月6日、小学校4~6年生の6名が、とうみ巨峰倶楽部員としてクラブ活動をスタートしました。この日は、自己紹介や今後の活動説明を受けた後、実際に畑に出て、巨峰の余分な果粒を取り除き果粒数を調整する「粒抜き」作業を行いました。講師の先生から、この作業で残した果粒の肥大促進や、裂果防止につながることを説明された部員は、一粒一粒に向き合い細かい作業を真剣な眼差しで行っていました。翌週の13日には、巨峰が熟すまでの間、害虫や病気から守る「袋かけ」を体験。たわわに実ることに期待を込めて、ぶどうに紙袋を掛けました。

◆インタビュー
小学校2年生の頃に、中屋敷地区で巨峰の栽培を体験し楽しかったことや、ぶどうが好きということもあり、今回とうみ巨峰倶楽部に応募しました。活動の中では、巨峰の王国まつりでぶどう販売を体験することが楽しみです。友達などと機会があれば一緒にやりたいと感じています。
宮澤 愛梨さん

小学3年生の時に、ぶどう栽培・収穫体験をして楽しかったので、とうみ巨峰倶楽部へ入部しました。実際に体験してみて、粒抜きは取り除く小さい粒を見つけるのが楽しかったです。また、農家さんがたくさんのぶどうを育てていることに改めてすごいなと思いました。
水戸部 新さん

小学校で、巨峰の栽培体験をする予定でしたが、対応してくれる農家さんが高齢ということで無くなってしまいました。ずっと楽しみにしていたので、とうみ巨峰倶楽部の活動で体験でき嬉しいです。初めて粒抜きを体験して、最初は難しかったですが、慣れると簡単で粒を整えるのが楽しかったです。このような活動を通して地元の農産物を学べることは、いいことなので、機会があれば友達に「一緒にやろう」と声を掛けたいです。
竜野 莉緒さん

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