栄村では昨年度、聞き書き甲子園実行委員会が主催する「聞き書き甲子園」に協力自治体として参加しました。今回栄村の名人8名に対し全国の高校生が聞き書きを行った成果発表会を8月6日(火)かたくりホールにて開催しました。
発表会冒頭では、聞き書き甲子園実行委員長を務める澁澤壽一氏より「聞き書きの大切さ」をテーマに講演いただきました。
江戸時代より続いてきた自然共生循環型社会は昭和40年代の高度成長期より大きく崩れてしまった。
私たちが知る唯一の「持続可能な社会」とは、自然との共生や循環型社会を営んできた「先祖」から続く今の「自分」である。その命の鎖の先端を持つ私たちが、聞き書きによりどう鎖が繋がれてきたのかを知り、次の世代にどう引き継ぐのかを考えることが聞き書きの大切さであると説明されました。
講演の後、聞き書き甲子園に参加した高校生・大学生が自ら聞き書きを行った名人が持つ技術や、物の考え方についてまとめ発表しました。
名人4名と高校生・大学生に登壇いただき、聞き書きで感じたことや、栄村に来てみての感想、名人の皆さんが培ってきたことを深堀し、和やかな雰囲気の中トークセッションが行われました。
※聞き書き甲子園の作品集は「NPO法人共存の森ネットワーク」のホームページから購入することができます。
※詳しくは、本紙2ページをご覧ください。
問合せ:NPO法人共存の森ネットワーク
【電話】03-6432-6580
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