文字サイズ
自治体の皆さまへ

第18回 白馬村の農林業(地域計画・目標地図)

18/28

長野県白馬村

これまでの人・農地プランが、農業経営基盤強化法の改定により、令和5年4月から地域計画となりました。市町村は地域の農業をどのようにするのか、将来的に、どの農地をどの認定農業者が耕作するかを地図にすることが法律に明記されました。

1.「人・農地プラン」から「地域計画」へ
(1)「人・農地プラン」の法定化により「地域計画」策定が義務化
1)これまで~令和5年3月
地域における農業の将来のあり方等を明確化した「人・農地プラン」を作成し、地域関係者の話し合いによりプランの実質化を図り、実行することになっています。
2)これから令和5年4月~
地域関係者で話し合い、目指すべき将来の農地利用を明確化し、計画に沿って取り組むことになります。計画は令和7年3月までに公表します。
・「地域の農地を誰が利用し、農地をどのようにまとめていくか」、「地域農業をどのように維持・発展していくか」などを地域関係者が話し合います。
・話し合いが、地域の皆さんの努力で守り続けてきた農地を、次世代へ着実に引き継ぐ第一歩となります。

(2)「地域計画」「目標地図」とは
1)地域計画(市町村が策定)
農業者や地域住民の話し合いにより策定される地域の将来の農地利用を明確化した計画です。概ね10年後を見据え、地域関係者等で話し合うことが重要です。
2)目標地図(農業委員会が素案作成)
地域の話し合いと農地所有者・認定農業者の意向を踏まえ、10年後に目指すべき農地利用の姿である「目標地図」を地域計画に添付します。
※詳しくは本紙をご覧ください。

(3)「地域計画」「目標地図」策定における農業委員会、認定農業者の役割
1)農業委員会
目標地図素案を作成します。
2)認定農業者
懇談会等への参加、借り受ける農地を耕作し、環境整備(草刈り)等を適正に実施し、地域の信頼を得ることが大切です。

2.白馬村地域計画懇談会
令和5年11月22日に、白馬村農業委員会・認定農業者等が集まり、現況地図を基に話し合いを行いました。主な意見は次のとおりです。
・地権者との信頼関係が重要。
・法人を中心に転作しているが、なぜ、米でなくソバを耕作しているのかという意見が地権者からある。転作の理解が必要。
・神城地区は、ほ場整備が終了しており、受け手がある。現況地図の穴あき農地は周辺の担い手が耕作してはどうか。
・国の方針で有機農業を推進するが、有機JASを取得しなければ有機と言えない。農振農用地に有機エリアを定める必要がある。
・農業者減少に伴い、農振農用地を見直すことが必要。
・ほ場整備していない農地は、いずれは耕作放棄地化し、鳥獣の住処となる。
・多くの農地を借りて営農することは、草刈り回数が増えるということ。
・今後、農地を維持するには、草刈専門団体も必要。
・農地を貸したい人、借りたい人が、データで解るようになるとよい。

お問合せ:白馬村役場 農政課
【電話】0261-85-0766

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU