■できていますか?「早寝・早起き」
みなさん、毎日早寝早起きができていますか?近年、成長期の子どもたちの生活リズムが乱れていると聞かれます。
昨年度町で実施した3歳児健診による調査では、「朝8時以降に起きる3歳児の割合」は減少してきていますが、「夜10時以降に寝る3歳児の割合」が増えている状況です。
(資料:3歳児健診問診票から)
◆早寝早起きがなぜ大切なのでしょう?
(理由1)早起きで1日の生活リズムがスタート
私たちの体にある体内時計は一日25時間の周期で働いています。そのため体内時計のズレを毎朝調整する必要があります。朝の太陽の光を認識することによって脳の中にある体内時計の調整が行われています。赤ちゃんの頃から、朝はきちんと起こして、カーテンを開ける、または日の光を感じる窓辺などに連れていくことが大切です。
(理由2)「寝る子は育つ」って本当! 就寝中に分泌される成長ホルモンが鍵
夜、寝入って最初の深い睡眠のときに『成長ホルモン』が分泌されます。成長ホルモンは脳や体の成長に大切なホルモンです。また、『メラトニン』というホルモンも、夜の睡眠中に分泌され、気持ちを穏やかにして情緒を安定させる役割があります。メラトニンは第二次性徴(性的な成長)にも大きな働きがあるホルモンと言われています。特に1~5歳頃の幼い子どもは一生で一番メラトニンが分泌される時期です。
そして大事なことは、これらの成長に関わるホルモンは「夜眠っている間に分泌される」ということです。つまり、子どもの成長を考えると「夜睡眠時間が少なかったから、昼間たくさん寝かせればよい」ということにはなりません。
◆生活リズムを整えるポイントは?
・朝起きたら日の光を浴びよう(カーテンを開けるなど)
・朝ごはんを家族で食べよう
・毎朝トイレに行く習慣をつけよう
・元気に外遊びをしよう
・お昼寝時間の調整をしよう
・就寝前のスマホやタブレットの使用はやめましょう
子どもの健やかな成長・発達のために、幼少期から家族みんなで早寝・早起き・朝ごはんなど、基本的な生活習慣を心がけましょう。
▽睡眠・覚醒、ホルモンリズム
成長ホルモンは寝入って最初の深い眠りの状態の時にまとまって出ます。
メラトニンは夜暗くなると出てきます。
資料:成長ホルモンの分泌図
問合せ:子ども未来課 子育て支援係 子ども家庭センター
【電話】79-0007
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