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〔特集〕ながわのキラリびと発見日記 Vol.5

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長野県長和町

長和町のこの人がすごい‼キラリと光るひと紹介します

果樹農家 山崎久美子さん
果物のフードロスを減らし、特集新しい商品開発に取り組む山崎さんを取材しました。

■新たな特産品を目指して!「無添加ブドウのドライフルーツ」
◇「農夫と農婦」山崎さんのご紹介
町内の果樹農家として有名な「農夫と農婦」は、主にリンゴ(紅玉・シナノゴールド・シナノスイート)、ブドウ(ピオーネ・シャインマスカット)等を生産しています。特に紅玉リンゴジュースは甘みと酸味のバランスが非常に良く、道の駅などでも人気が高い長和町の特産品です。また、毎年、収穫の時期になるとピオーネ狩りや紅玉狩りが開催され、もぎたての新鮮なくだものが食べられます。

◇ドライフルーツ作りのきっかけ
収穫段階で販売の基準に満たない規格外の果物が毎年大量に出てしまうため、リンゴは規格外であっても、加工用として販売することができますが、ブドウは販売が難しいということ。そんな現状を踏まえ、昨今のSDGs推進の観点からも、環境に配慮した取り組みを目指して規格外のブドウを何か別の形に生まれ変わらせる方法はないかと模索し、本年度から新たにドライフルーツを作り始めたそうです。
今までは、選別する際、規格外になるものは場合によっては処分することもあったため、どれを販売するか慎重になっていたこともあったそうですが、現在は、規格外でもドライフルーツになる道があるため、選別もスムーズに進められ、作業の効率化が進んだそうです。ジュースやジャムを作る計画も出ていたらしいですが、素材のままの美味しさを出すのが困難なため、シンプルかつ無駄を可能な限り出さないドライフルーツに辿り着いたということです。

◇生産者のこだわり
一般に、ドライフルーツは、乾燥のみさせたものと乾燥後に表面をオイルコーティングしたものがあります。オイルコーティングをすることで、レーズン同士のくっつき防止や艶がでることで見た目が良くなりますが、人によっては健康面などの点から、オイル不使用を選ばれる方もいます。そんな中、山崎さんの作るドライフルーツは、新鮮な状態のまま、2週間ほど乾燥させた「無添加」にこだわった商品です。効率よく水分をなくすために、ブドウの切り口を意識したり、焦げないように温度調整を工夫したりと新商品開発中のため、試行錯誤している姿が印象的でした。

◇実際に食べてみました
ピオーネ、シャインマスカットともに味が濃くて、気づいたら1袋食べてしまうほど、とても美味しいドライフルーツです。特にシャインマスカットのドライフルーツは、スーパーでもあまり見かけない珍しい商品だなと思いましたが、食べてみると生のシャインマスカットとはまた違った美味しさで、長期保存もきくため、長和町のお土産としてもおすすめです。

◇商品の紹介
・販売場所
マルメロの駅ながと、和田宿ステーション、女神の里たてしな
・金額 500円~(容量に応じて変動あり)
・種類 ピオーネ、シャインマスカット

お問い合わせ先:産業振興課農政係
【電話】75-2082

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