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自治体の皆さまへ

糖尿病にならないために「ちょっと高め」になる前から予防を始めましょう

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長野県須坂市

■糖尿病の原因
私たちは食事をすると血液中の糖(血糖)が増え、エネルギー源として使われます。しかし肥満・過食・運動不足などにより糖が有効に使われず、血液中の糖の濃度(血糖値)が高くなる状態が続くと、糖尿病を引き起こします。

■須坂市の現状
市の特定健診受診者の中でHbA1c(※)が5・6%以上の人の割合は、県や国と比較して多い傾向にあります。その中でも「ちょっと高め」である正常高値(5・6~5・9%)の人の割合は37%で、年々増加傾向にあります。

▽血液検査で分かる血糖状態

※HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)…時間で変化する血糖値と違い、過去1~2カ月の平均的な血糖の状態を表す。HbA1cが高いというのは、血糖が多い状態が続いていることを意味します。

■「ちょっと高め」でも血管変化は始まっています!
血糖値やHbA1cが正常高値の段階でも、血糖値を下げるホルモン(インスリン)が出にくくなったり、効きにくくなったりと、体の中では変化が起き始めています。徐々に血管を傷付け、目や腎臓、神経などに影響を及ぼしていきます。
治療せずに放置すると、動脈硬化が生じ、さまざまな血管の病気になりやすくなり、合併症にもつながります。

◇糖尿病の合併症
「しめじ」と「えのき」
(し)神経の障害
(め)目の障害(網膜症)
(じ)腎臓の障害(腎症)

(え)壊疽(えそ)
(の)脳梗塞
(き)狭心症・急性心筋梗塞

■できることから始めましょう
糖尿病の初期は自覚症状がほとんどありません。栄養バランスの取れた食事を1日3食規則正しく食べる、ウォーキングなどの適度な運動をするなど、できることから始め、正しい生活習慣を身に付けましょう。
また、定期的に健康診断や検査を受け、自分の体を知ることも大切です。

■もっと詳しく学びたい方は「糖尿病予防教室」に参加しませんか?
血糖状態が「ちょっと高め」、糖尿病の治療をしていない方向けの教室です。
申込期間:1月15日(月)~26日(金)
◇糖尿病の理解に
・糖尿病の病態と予防および重症化予防
日時:2月2日(金)午後1時30分~3時
場所:生涯学習センター3階ホール
講師:西井裕さん(長野市民病院糖尿病・内分泌内科顧問医師)
定員:50人(申込順)

◇運動で予防
・高血糖にならないための運動方法
日時:2月13日(火)午後1時30分~3時
場所:保健センター
講師:長野県健康づくり事業団健康運動指導士
定員:40人(申込順)

◇食事で予防
・高血糖にならないための食事方法
日時:2月28日(水)午後1時30分~3時
場所:保健センター
講師:健康づくり課管理栄養士
定員:40人(申込順)

◎3つの回すべてに参加することをおすすめします。

申込・問合せ:保健センター
【電話】026-248-9023

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