■災害への「備え」はできていますか
令和元年東日本台風災害直後に行った市民へのアンケート結果によると、避難を呼びかける避難勧告発令時に「避難しなかった」と回答した人の割合は、回答者全体の84パーセントでした。
理由として、「被害に遭うと思わなかった」「近所の人が避難していなかった」「避難すればよいかの判断が難しかった」などの回答がありました。
令和3年5月から「避難勧告」を廃止し、「避難指示」で必ず避難を呼びかけています。
※詳細は本紙3ページの「風水害での警戒レベル一覧」表をご覧ください。
◇これからの季節、集中豪雨や台風時の大雨による災害が心配されます
自然災害はいつ発生するか分かりません。いざという時に逃げ遅れないためには、身の回りで起こりうる災害の危機性を認識し、避難指示などが発令された時に、速やかに避難できる準備をしておくことが重要です。
今月号では、災害が起きる前に備えておくポイントを紹介します。
◆どのように避難すればよいのか確認しておこう
◇ハザードマップで、水害時における自宅や会社周辺の危険個所を確認する
ハザードマップは、市内の河川が氾濫した場合の「浸水想定区域」と「土砂災害危険区域」、指定緊急避難場所・指定避難所、避難情報の種類に応じたとるべき行動などを記載しています。
◇最寄りの避難場所を確認し、そこまでのルートを実際に歩いてみる
実際に歩いてみることで、避難経路上の危険箇所、避難に要する時間を知ることができます
※緊急避難場所・避難所一覧の二次元コードは本紙をご参照ください。
◇風水害から身を守る我が家の「マイ・タイムライン」を作ってみましょう
「マイ・タイムライン」とは、台風の接近などによる風水害に備え、家族でとるべき行動を時系列にまとめておくものです。
家族構成や生活環境に合わせて、「いつ、何をするべきか」を家族で話し合い、整理しておくことで、非常時に落ち着いて行動する手助けとなります。
本紙4ページに実際に書き込むことができる様式がありますので、ご活用ください。
下表は、風水害の警戒レベルに合わせた住民のとるべき行動を示しています。マイ・タイムライン作成の参考にしてください。
◆防災情報を得よう
市では、台風や地震などの緊急時、防災行政無線などを通じて防災情報をお知らせします。情報を受け
取るために、初期登録が必要なものもありますので、今のうちに登録を済ませておきましょう。
◇大雨・台風が近づいてきたら…気象情報(雨量・河川水位など)をチェックしましょう
※詳しくは本紙の各二次元コードをご参照ください。
◆防災出前講座をご利用ください
市では、団体、企業などを対象に、総務課危機管理係の職員が防災出前講座を行っています。
4月14日には、中島町区からの要望で、災害から家族や地域を守るポイントをお話ししました。講座終了後は、参加した50人の区民が情報連絡、消火、救出救護、給食給水の班に分かれ、平常時と災害発生時の任務内容などを確認しました。
総務課危機管理係では随時防災出前講座に応じています。お気軽にお問い合わせください。(【電話】026-248-9000)
◇非常持ち出し品を揃えておこう
両手が使えるようにリュックサックなどに入れて人数分用意し、すぐに取り出せる場所に保管しておきましょう。
定期的に食品の賞味期限切れや電化製品の故障がないか確認しましょう。
また、高齢者、乳幼児がいる世帯など、家族構成に合わせて必要なものを用意しましょう。
問合せ:総務課
【電話】026-248-9000
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