◆地域とのつながりが減るとフレイルに
近年、全国的に高齢者の一人暮らしや高齢者のみの世帯が増加している中で、新型コロナウイルス感染症流行の影響もあり、地域とのつながりが弱まっています。
コミュニケーションの不足や、不活発な生活は、心身の機能が衰えた状態である「フレイル」につながる恐れがあります。
◆「誰かと一緒」が脳や心に良い効果
日々の運動は大切ですが、運動習慣はなくても、囲碁や将棋などの「文化活動」や、ボランティアなどの「地域活動」を行う人は、「運動のみを行う人」よりもフレイルになるリスクが低いと言われています。
ちょっとしたあいさつや会話でも、脳や心に良い影響を与えてくれます。地域のイベントや活動などに参加し、誰かと一緒に交流を楽しみましょう。
◆介護予防を考える市民講座 参加者募集
◇健康長寿のために大切なこと~介護予防と地域づくり~
住み慣れた地域で支えあい、自分らしく、いきいきと生活していくために役に立つ介護予防と地域づくりを学びます。※申し込みは不要。
日時:7月22日(月)午後2時~4時(受付午後1時30分~)
場所:生涯学習センター3階
講師:中村祟さん(健康福祉広域支援協会代表理事・理学療法士)
◎本紙16~24ページ「情報ファイル」でも各種講座をご案内していますので、ご参加ください
■地域で活躍する男性高齢者グループをご紹介!
2022年9月、「地域に男性が参加しやすいグループがない」「男性専用のグループを立ち上げたい」といった男性高齢者の声から「男の生き方研究会」が日滝地域公民館で立ち上がりました。初めは9人でのスタートでしたが、徐々に参加者が増え、現在は仁礼コミュニティセンター、旭ケ丘ふれあいプラザにも拡大し、合わせて40人の方が活動しています。
ストレッチや筋トレ、椅子に座ったエアロビクスなどを行う「筋トレ塾」、減塩料理や災害時の炊き出しなどに挑戦する「料理塾」もあり、活動は月2回程度です。毎回参加できなくても、自分のペースで無理なく続けられます。参加方法などは地域包括支援センターにお問い合わせください。
◇参加者の声
いつまでも自分の足で歩いていられるようにウォーキングは続けていました。それでも、体の衰えを感じ、グループに参加しました。そのおかげか、今でも釣りや山菜採りに出かけることができています。運動を一人で続けることは難しいですが、みんなと一緒なら続けられています。
運動のほかにも男同士で料理なども楽しみながら活動しています。
問合せ:地域包括支援センター
【電話】026-245-4566
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