脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。「ゼロカーボンアクション30」にできるところから取り組んでみましょう!
■第8回ファッションもサステナブルに
CO2(二酸化炭素)の排出量を削減し、地球温暖化の進行を緩和する「ゼロカーボンアクション」。今回は、サステナブル(持続可能な)ファッションについてご紹介します。
ファッション産業では、原材料の調達、生地・衣服の製造、そして輸送から廃棄に至るまで、それぞれの段階で環境に影響を与えています。例として、国内では原材料の調達から製造段階までで年間にCO2を約9千万トン排出し、水を約8兆3千億リットル消費しており、端材の排出量は4万5千トンにも及ぶほか、化学物質による水質汚染も懸念されています。その上、日本では年間約100万トン、1日当たり大型トラック約120台分もの服が廃棄されており、これはひとり当たり年間約26枚にあたります。
近年では、衣服1枚当たりの価格は年々安くなり、大量生産・大量廃棄の傾向が拡大しています。シーズンごとに安い服を買い替え、着なくなった服は簡単にごみとして廃棄することでこの傾向に拍車がかかってしまいます。
このような課題を解決するためには、長く着られる服をしっかり選び、大切に着ることが重要です。洗濯表示を確認し、適切にケアすることで1枚の服を長く着ることができるようになります。また、購入の際は本当に必要か見極める、流行よりも品質を重視し先のことを考えて選ぶ、といったことを実践することで大量消費行動を見直し持続可能なファッションを実現することが可能となり、ひいては地球環境を保全することにつながります。手放す際にはごみではなく、譲渡や売却、資源回収に出すことも大事な取組です。
■服を長く着ることによる効果
衣類の購入量を4分の1にする
・1人当たり年間でCO2排出194キログラムの削減
参考:環境省ウェブサイト「COOL CHOICE」より引用
問合せ:ゼロカーボン推進課 ゼロカーボン推進係
【電話】0269-67-0732(課代表)
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