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《人権学習シリーズ》互いを認め合える、優しい社会に

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長野県飯山市

飯山小学校長 村田忠久

「私がなかよし月間で学んだことは、二つあります。一つ目は、権利の大切さです。二つ目は、相手の気持ちを考える大切さです。」
この言葉は、12月16日に開催された「第51回差別のない明るい飯山市を築く市民大会」で、本校の6年生が発表した作文の言葉です。本年度、飯山小学校では、9月4日から9月29日までを「なかよし月間」と位置づけ、友達の苦しみや悩みに気づき、心を寄せ、自分の問題として解決していこうとする意志と実践力を図ることを目指し、様々な内容について取り組みました。
取り組みの一部を紹介すると、長野県警察本部スクールサポーターの山田恵津子さんを講師として行った講演会、校長講話、子どもたちの計画による仲良しタイム等です。また、各学級では、学級の実態に応じた人権教育の授業実践のほか、人権作文や人権標語、ポスター作り等にも取り組み、子どもたち一人ひとりが人権に関する正しい知識を身につけたり、人権感覚を高めたりすることができるようにしました。
小学校や中学校では、人権教育の視点をもって日々の教育活動を行うほか、「なかよし月間」のように重点的に人権教育に取り組む期間を設定し、人権教育を推進していますが、子どもたちの人権感覚を育てていくためには、私たち大人も人権感覚を磨くことが大切だと思います。そのためには、まず、自分が無意識にもっている固定的な思い込みや偏見に気づくことが大切です。ACジャパンの「聞こえてきたのは男性の声ですか、女性の声ですか」というテレビCMは、ジェンダーの平等をテーマにしたものですが、みなさんには男性、女性、どちらの声が聞こえてきたでしょうか。子どもたちのロールモデルとして、互いを認め合える、優しい社会を築いていきましょう。

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