■就任のごあいさつ
飯山市教育長 山田 晃(あきら)
このたび飯山市教育長を拝命いたしました山田晃と申します。
全国的に少子高齢化が進んでおり、飯山市においても同様です。出生数が減少するとともに児童生徒数も減ってきており、今後、地域社会で脈々と受け継がれてきた取組の持続可能性がいっそう危惧される状況であると感じています。
このような状況において、「子どもから大人まですべての市民のための教育行政をどのように進めていくか」が大事な課題であると考えています。そこで、この課題に対して次のような取組を進めていきます。
まず「新たな小学校づくり事業」では、あと一年に迫った城北小学校の開校に向け、開校準備委員会を中心にしたつめの準備を進めていきます。特に城北小学校の教育内容の具現化、放課後子ども教室の具体化等の取組を進めていかなければなりません。
また、これまで行われてきた学力向上事業を継続し授業改善をいっそう推進していくことや、不登校対策において不登校児童生徒一人一人に応じて教育支援センター等を効果的に活用することなどの取組が重要であると考えます。
さらに、飯山市の子どもたちにとって魅力ある望ましい保育環境の実現に向けた検討会が始まっており、今月から新設された「こども女性家庭センター」では、子ども、女性、家庭等の相談に一括して対応させていただきます。
社会教育や生涯学習に通じるものとしては、中学校の休日部活動の地域クラブ移行に関わって、引き続き卓球部をモデル事業として具体的な取組を進めていきます。また、2028国民スポーツ大会に向けた事業を推進し、スポーツの振興と地域文化の発展に繋げていきたいと思います。さらに、コロナ禍で希薄となった人と人との繋がりの回復を図ることを大切にして公民館活動等を推進していきます。
そして、男女を問わず誰もが自分らしさを発揮し、自己実現を図ることのできる社会を皆様と共に目指していきたいと思います。
春夏秋冬それぞれの季節に美しい情景が見られ「日本の原風景が感じられるまち」とされる飯山市に住むすべての市民のための教育行政に精一杯取り組んでいく所存です。市民の皆様のご理解ご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
■地元の産業を知るきっかけに「飯山未来塾2024」開催
飯山高校と岳北地域高校の魅力づくり研究協議会飯山高校部会では、3月14日、「飯山未来塾2024」を同校で開催しました。
飯山未来塾は、同校生徒のキャリア学習として令和3年度から実施。今回は地元企業14社が自社の事業内容、福利厚生、求める人材などについて、各10分程度、オンラインで生徒に向けてプレゼンテーションを行いました。
飯山高校は、進学を目指す生徒が多いということですが、地元企業の活動の様子を知ってもらうことで、将来的な地元での就職や、地域活性化につながることが期待されます。
問合せ:飯山市教育委員会
【電話】0269-62-3111(代表)【FAX】0269-62-5990(3階代表)
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